ご注文番号:10087
刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:源輝秀謹作
行丸為宇佐美大人嘱
昭和二十年五月吉日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は源輝秀としては 上作 にランクされる作品です。
鎺:金着一重
刃長:70.1センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.23センチ
先幅:2.44センチ
重ね:1.00センチ
刀剣重量:850グラム
時代:昭和二十年五月吉日
体配:身幅が広く生刃が残り、反りがやや深くつき
帽子が伸びた体配の良い作品。
地鉄:小板目肌実によく錬れて無地に近い板目となる。
刃紋:匂出来、小さな互の目乱れとなり、横手に至るまで細かく互の目乱れを焼き上げる。
特徴:源輝秀のよくできた作品は少なく、相当に手を入れた作品であると考えます。昭和20年8月が終戦なのでで、この刀が製作された3ヶ月後には終戦となります。 この刀を製作してどのような気持ちであったのか懸命に刀を製作する気持ちを祈りたいと思うのです。
拵:半太刀拵
鍔:薄手の楕円形の鍔に葉を彫る。埋忠と銘がある。
縁頭:鉄地に波の図を彫る。
鞘:赤茶色の鞘。
目貫:蛸と思われる図を彫る。
葵美術より一言:輝秀は埼玉県の刀工で井原亀太郎と称し、元陸軍受命刀匠で国工院名誉宗匠。陸軍技術奨励会入選。明治35年生まれ。
保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
※海外送料別途
価格:450,000円