ご注文番号:AS25409
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(特別貴重刀剣)
銘:一貫斉義弘
文久元年十月
応坂本氏需
新々刀:中上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は一貫斉義弘としては上々作にランクされる作品です。
鎺:金着一重鎺
刃長:2尺3寸1分5厘(70.2cm)
反り:5分5厘(1.67cm)
目釘穴:1個
元幅:3.24cm
先幅:2.2cm
重ね:0.75cm
時代:幕末 1861
体配:身幅が広く、重ねやや厚く、反りが深く、鋒が伸び、生刃が残るほど健全であります。
地鉄:小板目肌よく錬れて精良な地鉄となる。
刃紋:刃区より直刃に小足が入り、鋒に行くに従い大きく焼けて細かな金筋が働きます。
帽子の下部から激しい働きとなり、金筋が盛んに働きます。
特徴:一貫斉義弘の刃紋は少なく、また特徴がよく見て取れます。
しかし一端を確認し地鉄を見ると、よく刃紋は覚えられる作品となります。
拵:
鍔:円形の鉄鍔に透かしを入れて中に真鍮を入れます。
縁頭:素銅地に波の図柄を彫ります。
鞘:黒呂色と茶色のストライプ模様の鞘です。
小尻:赤銅地で中に傷がつかないように持ち上げて、内側に龍を彫ります。
目貫:昆虫のカマキリと植物を金で色絵を付けます。
葵美術より一言:一貫斉義弘は中山蔵人と称し、義弘と称する越中の義弘を思わせる作品が多く、古く化けている作品があります。
最も刀剣の製作者である一貫斉義弘が悪いのではなく、のちの人間がその刀を古く見せた結果、工作して古く見せた作品であるのです。
反りも深く、古刀然とした作品ですから、うまくできたのかもしれません。
時代背景:一貫斉義弘は義弘と称する越中の義弘を思わせる作品が多く、古く化けている作品で、肌ものと言われる作品です。
拵もよくできており、おすすめできる作品です。
特別保存刀剣
特別貴重刀剣
葵美術鑑定書:全身押し
オークション開始価格:1,100,000円













