今年の夏は暑かったですね。
今でも暑さが続いているのですから、異常気象というべきでしょう。
先日、仕事で東京から福岡まで出かけました。
福岡で一泊し、翌日に仕事を終えて出発しようとしたところ、
東京は大雨で稲光が走り、雹まで降り、
予約していた飛行機が欠航となりました。
航空会社で、娘と妻、そして私の3人は空席待ちをすることになりました。
次の便で2名だけ呼び出しがありましたが、
それ以上の呼び出しはなく、さらに待たねばなりませんでした。
飛行機は満席で、これ以上待っても空席は見込めないと判断しました。
当日はどの便も満席で、待合室には100人ほどの乗客が待っていました。
そこで航空会社の職員と相談し、空港から地下鉄で駅へ向かい、
新幹線で東京まで戻ることにしました。
しかし、九州から新幹線で戻る旅はもうこりごりですね。
東京に着いたときには、へとへとでした。
世の中は、ほんの少しのつまずきで、
とんでもない出来事に遭遇するものです。
まあ、いいか。終わったことですから。
先日、大学病院で「椎間板ヘルニアの初期」と診断されました。
夜間は横になって眠れず、椅子に腰掛けて寝なければならないほどの痛みに悩まされました。
大学の先生からは「手術もできますし、注射もできます」との説明がありました。
妻は「近くの小さな病院に行ってはどうか」と言いましたが、
その話をしたところ、先生はかなり不機嫌になりました。
それでも現在の症状を記した紹介状を書いていただき、
その小さな病院を受診しました。
そこでの先生は、MRI画像を見ながら私の様子をよく観察し、
「確かにヘルニアはありますが、この程度なら引っ込む場合もあります。
しばらく様子を見て、悪化しないようなら
体操で体を鍛えるのが良いと思います」とおっしゃいました。
同じ医師でも、対応はまったく違うものです。
もちろん私は後者の先生にお願いし、体操に取り組むことにしました。
最近気をつけなければならないのは、医師がコンピュータ画面ばかり見て、
患者を見ずに診療するのが一般的になりつつあることです。
小さな病院でしたが、私をしっかり見て診療してくださるお医者さんに
出会えたことを感謝しています。
いまでは運動もしながら治療を続けていこうと考えています。
現在、日本には多くの外国人が訪れ、働く方も増えています。
建設に携わったり、自動車を運転したり、田畑を耕したり、
さまざまな仕事に就いています。
今後、日本は不景気になるのか、これまで以上に発展するのか
むずかしい問題ですが、私は将来、厳しい時代が来ると思います。
その時のために、十分に注意深く備えておかなければなりません。
いま、米の価格が上がり始め、果物なども高くなっています。
よく考えておかないと、どうにもならない時代が来るかもしれません。
考えておかなければならないのです。
アメリカのトランプ大統領は多くの国から関税を取り、
さらに米国内で工場を作らせようとしています。
しかし、働き手が不足し、賃金も高いため、
よほどの覚悟がなければ米国で人材を雇うのは難しい状況です。
先日も韓国で同様の問題が生じ、大きな課題となっています。
おそらく、これからの米国では製造業で働く人材を見つけ、
仕事を担ってもらうことがますます難しくなるでしょう。
私たち日本人はこの点を踏まえ、
「米国の傘の下に入る」ことばかり考えず、
自分たちで生きていく道を考えなければなりません。
ロシア・中国・北朝鮮が日本を攻めてきたとき、
中国が台湾を襲ったとき、どうするのか
事前に考えておかなければなりません。
戦闘機は1機でも120億円かかると言われます。
その運用にも費用がかかり、
老朽化すれば新規に購入しなければなりません。
戦争となれば1機だけでは済みません。
私たちはロシアとウクライナの戦争を見つめてきました。
残酷であり、彼らの勇気には感銘を受けるものの、
多くの方が亡くなる辛い光景に、一日も早い終結を願うばかりです。
新たに、無人機で戦うための装備開発が必要なのかもしれません。
本来は仲良く皆が生活できればよいのですが、
残念ながら歴史を振り返れば、戦争と平和の繰り返しにすぎません。
日本は戦争に敗れ、厳しい戦後を過ごしてきました。
広島と長崎に原子爆弾を2発落とされ、国はぼろぼろになりました。
いまでも近隣諸国からは、80年以上経っても恨みを抱かれているのです。
できることなら戦争は絶対に避けたい。
そう願っても、ある程度の強さがなければ負けてしまいます。
徹底的に、です。
最近は残酷な事件も多く、すぐに人を殺めるのはなぜなのでしょうか。
どうか老人やおばあさんを大切にしてください。
奥様には笑顔を向けてください。
お子様には厳しく、しかし温かく接し、
きちんとした大人に育ててください。
親切・快活・質素な生活を、いまから習慣化していきましょう。
最後に、自然を大切にしてください。
備えよ、常に。日本の政治を良くする会
ドンキホーテ 会長 鶴田一成