早いもので後10日程で今年も終わります。
今年は激動の年といえます。
IS問題は全く解決せずに来年へと持ち越となります。
米国がシリアの反政府に武器や金を援助し、
ロシアはシリア政府に武器や金を援 助しイラクやサージアラビア、
イランは各々の思惑で攻撃をしたり援助をおこな ったりと
複雑な利害得失を考えて行動しております。
ネットでは瞬時に彼等 の行動の一部始終が
茶の間に放映されまるでゲーム感覚で見る事が出来ます。
ISの残酷な行動は瞬時に私達に身の毛を逆立てる様の画像で放映されております。
各国の利害関係が入り乱れ混乱したシリアの国民は自国を捨てて
他国へと旅立たなければ 生きていけない状況なのです。
寒い日に子供を抱えて歩いてドイツ目指して
向かわなければなならない状況を見て
私達の天国とも思える生活を行う状況を考える時複雑 な心境となります。
終戦後かって私達が体験したひもじさや戦争 の悲惨さを思い出さずには入られません。
早く中近東に平和が訪れて欲しいと切に祈 らざるをえません。
終戦後70年以上を経過して戦争体験者は極めて少数派となりました。
我が 国の首相である安部首相以下殆どの政治家は
終戦後に生まれで戦争の悲惨さを知りません。
先日90歳に近い当社の御客様がわざわざ鎌倉から店を訪れて 頂きました。
戦時中は海軍は予科練と称し陸軍では航空訓練生として呼称され、
その航空訓練生として入隊され訓練を受けている段階で終戦となった方です。
どうしても聞きたかったのは何故若い軍人が特攻 隊として死んで行ったのか、
その時彼等のお気持ちはどのような物であったのか、
かなりしつこ くお聞きいたしました。
隊長から特攻として国家の為に死んでゆく者はいる のか?
と皆を集めて聞くとしばらくして中の一人がおずおずと
前に出ると次から次へと出て、最後には全 員が特攻志願者となってしまうのです。
何故なのか、これは同じ目的の為に 毎日厳しい訓練を受けている仲間だからとしか言えない。
と話されておりました。仲間 意識が強烈で彼が死ぬのであれば
自分もという仲間意識がそうさせたのではな いかと寂しそうにはなされておりました。
ISも爆弾を巻き付けて爆弾もろと も死んで行く彼らの気持ちを
忖度する時どのような気持ちで行動に移すのか、 宗教、仲間意識、
強烈な脅迫で逃げだせない雰囲気なのか分かりませんが
子供 時代から宗教によって先脳をさせてしまうのかも知れません。
シリアという 国を取り巻く複雑な権力闘争、大国ロシア、米国による
力関係によって更にシ リアは泥沼へと抜け出せない悲劇の国になるのかも知れません。
フランス、ドイツ、その他の国で難民を受け入れた国は
難民が数十万人に達し てそれぞれの国の中で彼等独自の地位を築き上げ
すなわちシリア人としての誇りを持って国の一部を構成し、
その事が従来の国民と反目しあい、トラブルが発生し
極右政党に勢いずかす結果となっている様です。
彼等の恐れは難民によって 自国を将来牛耳られてしまうという
危険を感じているのかもしれません。
今 後フランス、ドイツ、イギリス等で新たな紛争が発生するのかも知れません。
日本はこれから難民を受け入れなければならない状況になった時、
今から彼等と 上手く交流が出来て宗教、文化、に融合する国家が
出来上がる様にしなければならないでしょう。
最近では日本国内の中でもイラン人同士が薬物を狙って
縄張り争いが行われております。その薬物は日本人を
蝕むかっての中国のアヘンと同様な品物なのです。
日本国内の全てのイラン人や中近東の人々が悪い訳ではありませんが
今後国内に数多くの外国人が訪れ平和な国内に居座る危険が潜んでいるのです。
ネットの発達によって世界は小さくなり情報が格段に広がり
つまらない情報が針小棒大に伝えられそれらの情報に
右往左往する国民がいるといった案配なのです。
東京の公園を歩いておりますと枯れ葉の絨毯が地上に
敷かれかさかさと音を立てながら犬と共に歩きますととても和やかな気持ちになります。
しかしながら12月20日を過ぎても落ち葉が完全の落ちない
今の季節は地球の温暖化としか考えられません。
12月といえば寒い冬なのです。
70年前は霜柱が地面に立ち午後は溶けた霜柱で地面が濡れていたものです。
防火用水の表面には氷が張り一層寒さを感じたものです。
来年は一層温暖化が進み日本は完全に熱帯又は亜熱帯となるの違いありません。
植物、果物、動物に水害、人間の生活にどのような
影響を今後変化していくのか考えなければなりません。
日本はオリンピックを目指して道路、建設、ホテル、
観光と大いに好景気を謳歌しておりますが、人手不足も激しく
かなりの会社が困窮して廃業の憂き目に至っております。
それでは簡単に海外から人材を入れていいのか。
オリンピックが終了して景気が急激に減速した時はどうするのか
を考えながら海外の人材を入れていかなければなりません。
日本の人口の減少は老人人口の急激な増加と出生率の減少で
どうしても海外からの良質な人材は必要となっておりますが
自民党の考えている全ての国民が働くという政策や
女性の社会進出を促しておりますが待機児童の問題や
受け皿の貧困さからとても女性が働きやすいという環境にはいたっておりません。
今後どのように問題を解決していくのか見守りたいものです。
原子力発電が再び始まりプルサーマル計画も予定されているようです。
過去1兆円が無駄となり現在でも毎年数十億円の無駄が指摘されておりますが
更なる国民の税金が投入されていくのか正に
(核燃料運搬船に60億円は全く動かなかったのは過去の原子力船陸奥と同様)
政治家と役人、財界との談合といっても良いのではないでしょうか。
即刻このような無駄は止めるべきなのですが天下り社会があり
文科省にとって居心地の良い場所といっても過言ではありません。
これからの私達日本人は将来に向けて無駄を許してはならないのです。
何故無駄があるのか? それは日本人が政治に無関心であるからなのです。
政府は2015年度補正予算案に、所得の低い年金受給者を対象にした
1人3万円の給付金を盛り込む方針を固めた馬鹿げた選挙を意識した
ばらまきはかって行われた国民一人に1万円支給と同様国民を愚弄しております。
やがてはやってくるオリンピック後の不景気を予測して
しっかりとした計画を立てて国家を運営をしていかなければなりません。
まあいいか、その時はあの世にいっているから…………
年末の大掃除で忙しで雄越しと思いますが家族団欒の一時をお過し下さい。
苦労された奥様を労って大掃除の手伝いを行ってくださいね。
過ぎ去る今年を思い出しながら刀の手入れをしております。
来年は良き年であります事を祈っております。
日本の政治を良くする会 ドンキホーテ 会長 鶴田一成