皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
七月末になりまして、公園は蝉の声が聞こえてくるようになりました。
以前は油蝉の声が圧倒的に多く聞こえておりましたが、最近はミンミン蝉が圧倒的に多く、夏の季節の思い出となります。
100歳以上の高齢者は、昭和38年では153人だったのが、今年は92,139人。
そのうち女性が全体の89%というのですから、驚きです。以前、金さん銀さんが100歳になられたとき、区役所からお祝いを頂き、私たちもそのテレビを拝見して喜んだものですが、今年は92,139人。まさに驚きです。最高齢は116歳だそうです。
なぜ92,139人もの方々が100歳を超えてなお頑張っておられるのか――それは、老人になって以来、再び働くようになったからかもしれません
人間は働かないと、だらけてしまいます。常に先を見つめ、改革的に努めていくことこそが、やる気を出して生活することにつながると思うのです。
さらに最近の物価高により、より働き、より金銭を獲得する必要が出てきた――それも時代の流れかもしれません。
都道府県別では、10万人あたり島根県が「155.1人」で1位。
続いて2位が高知県「146.01人」、3位が鳥取県「146.01人」、次に鹿児島、熊本、長野、愛媛と続きます。
東京都は42位となっております。
島根県、鳥取県、鹿児島県、熊本県などは穏やかな地域であり、人間が住む場所としては自然に囲まれた理想的な地域と申せましょう。
さて、戦後しばらくしてから、日本製鉄と中国の宝山製鉄が合併し、順調に成長を続けていましたが、いつの間にか生産能力も減少し、合併は解消の道をたどることになりました
前NHKで放映されていた「大地の子」が懐かしく、よく観たものですが、あの光景からすっかり変化を遂げた中国が、これからどのような発展を迎えるのか、また日本はどのように生活していくのかが気にかかります。
この日中鉄鋼会社の合併は、後味の良くない解消となりました。
これは、中国の技術が向上し、日本をあてにせずとも十分に自立可能となったことを意味するのでしょう。
日本はインドに対して大幅な資金を投じて合併を図り、さらに米国の低迷する製鉄業の買収を計画しておりますが、アメリカ政府はまだ完全には了解していないようです。
私は日本刀の業者ですので、東京に2か所、京都などに日本刀を購入するため出かけておりますが、良質な刀が最近は少なくなってまいりました。
その一因は、海外へ販売されるケースが増えているからだと思います。
よく、日本人は「欧米諸国の方々には刀の愛刀家が少ない」と言いますが、それは大きな誤解です。
彼らは日本刀を大変よく見ており、深く理解し、尊重しています。
本日、オリンピックを見ておりましたが、柔道競技をやっておりました。
以前のぎこちなさがなくなり、外国人同士が堂々と、かなりの勢いで頑張っておりました。
それと同時に、挨拶をきちんと行い、日本刀を抜いて鑑賞し、油を綿に染み込ませて刀身に塗り込み、さらに軽く拭き取り、鞘に納めて刀に礼をする――そうした「礼に始まり、礼に終わる」所作を、多くの国の人々ができるようになっております。
その動作も、かなりきちんとしたものになっております。
外国のコレクターにとって問題となるのは、錆びた場合、どのような方法で錆を取り、修復するかという点です。
外国人の研磨技術はそれほど高くはないため、いずれ日本刀を本格的に研磨しなければならない時期がやってくるでしょう。
以前にも書きましたように、世界を旅する人々が増えてまいりました。
簡単に旅行し、旅行を満喫して帰っていく人もいれば、現地にとどまり、結婚する人もおります。
日本人も、過去のように英語が不得意ではなくなり、外国人と話すことが下手でも何とかできるようになりました。
また、翻訳機や外国語理解ツールの発達により、外国人と一緒に生活する人たちも多くなっております。
日本では人口が減少していますが医療体制が充実しており、戦争もなく、のんびりと生活を楽しめる国であると考えられてきました。
多くの外国人がより安心して住めるような国を、自ら選ぶようになるでしょう。
時代の進み方は早いものです。
ロシアとウクライナの戦争も、やがては終結すると信じております。
世界がウクライナを支持し、この馬鹿げた戦争によって多くの犠牲者が出ることに意味がないと皆が悟れば、「必要のなかった戦争だった」と思われるはずです。
イスラエルのネタニヤフ首相によるガザ地区での戦いも強引であり、今後も戦いが続くのではと危惧しております。
かつてドイツの強制収容所で悲惨な思いをしたユダヤ人が、イスラエルの土地として建国を主張したことに端を発する混乱は、いまだに収束しておりません。
イスラエルに土地を取り上げられ、国家として主張される状況は、納得できるものではないでしょう。ガザ地区での戦いはかなり乱暴で、奪うような方法が目立っております。
難しい問題ですが、早期の解決を強く願っております。
年齢を重ねると、生活には厳しいことが増えます。足が弱くなり、外出や散歩も困難になります。
お祖父様・お祖母様を大切に。
奥様には、生きている間にできる限りの楽しみを提供してあげてください。
お子様には、厳しく・質素に育て、良いこと悪いことのけじめをきちんと教えてあげましょう。
厳しく叱り、良いことには褒めてあげて、しっかりとした動機づけをしてあげてください。
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。