鑑定会 : 第738回


前回の回答は、
近江大掾藤原忠広(二代)
でした。

特徴:近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で作刀技術を学び寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。
初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も弟子が彼を助けて
その後の繁栄盤石なものへと確立していった。永十八年七月に近江大掾を受領し
60年間という長期にわたり昨刀を続けた。作刀数はかなりの数に上るが、
上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、その人気が良くうかがえる。
元禄6年81歳で亡くなる。弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、河内大掾正広、
出羽守行広等キラ星の如く囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、
独特の肥前地金を獲得し他に地金の流出を禁止する事で独特な地金を獲得し続けたと考えられます。

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第738回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和5年4月15日)

刃長:51.7センチ
反り:1.3センチ
目釘穴:1個
元幅:3.3センチ
先幅:2.36センチ
重ね:0.77センチ
刀剣重量:665グラム
体配:身幅が広く重ね厚く反りは適度に付き切先がのびたがっしりとした肉置きの良い作品です。
地鉄:小板目肌実に良く練れて細かく精良な地鉄となる。
刃紋:刃区より直刃その先沸出来互の目乱れとなり明るく冴える。帽子丸く返る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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