鑑定会 : 第722回


前回の回答は、
前国住祐定彦兵衛尉作
天正五年八月日
でした。

特徴:備前国住祐定彦兵衛尉は室町時代末期から安土桃山時代にかけて活動した刀工です。しかしながら天正年間に長船村におこった大洪水により長船鍛治はほとんど全滅した。わずかに藤四郎祐定が残ってほそぼそと生活を続けていた。 さらに室町時代の戦争が終わりを遂げて江戸期になると刀剣の需要が極端に少なくなり多くの刀工は廃業に憂き目にあうこととなる。

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第722回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和4年12月17日)

刃長:2尺1寸 63.64センチ
反り:四分 1.212センチ
目釘穴:1個
元幅:3.36センチ
先幅:2.45センチ
重ね:0.7センチ
刀剣重量:705グラム
体配:身幅広く重ねしっかりと反りはやや少なく帽子長く素晴らしい姿をした作品です。
地鉄:小板目肌に小杢目肌良くつき地景が入り精良な地鉄となり肌目がよく見て取れる最上の地鉄となる。
刃紋:沸出来匂口が深く濤乱刃となりさらに角張った匂口の深い刃紋となりさらに丸い玉を焼き明るく冴えた作品
となり帽子匂口の深い先尖り心の突き上げた刃となり返りが深い。
刃中には砂流、金筋が働く。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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