鑑定会 : 第720回


前回の回答は、
無銘(古三原)でした。

特徴:備後国三原派は鎌倉時代末期に始まり室町時代末期まで繁栄した刀工群で鎌倉時代から南北朝時代
の作品を古三原と呼んでいる、 正家、正弘、正信、正光、政広らはその代表とされている。
三原派は大和気質が色濃く示されているがその背景としては同国には荘園や神社が多くこうした畿内
中央との交流が多かったとされている。  その作風は鍛えが杢目に白気映りが現れその刃紋は匂口が締まる
直刃できで帽子も穏やかな丸く返る特徴があります。この形態は室町時代末期まで続く。

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第720回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和4年12月3日)

刃長:51.8cm
反り:1.8cm
目釘穴:2
元幅:2.75cm
先幅:1.86cm
重ね:0.65cm
刀剣重量:425g
体配:身幅やや狭く、重ね尋常で、反りやや深く、小鋒にややふくらつく。良い体配です。表裏に棒樋を彫る。
地鉄:詰んだ小板目肌、ところどころ柾が流れる。
刃紋:刃区より互の目乱れ、中頃から丁子が交じり乱れる。全体に映りが現れる。帽子は乱れ込み小丸に返る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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