鑑定会 : 第682回


前回の回答は、
無銘(志津) でした。

特徴:本作の志津は激しいできで正宗のにも見て取れる作品です。 
この瑕を直せば重要にもなると考えられる作品です。 
鎬の部分が2筋の樋は入り出来の素晴らしさもあって見事です。
私見では明るく冴えた刃紋は大志津その物で刃中に光る金筋は見事です。 
これほど長い金筋は珍しく飽きのこない作といえます。

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第682回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和4年3月12日)

刃長:2尺3寸2分5厘
 反り:3分5厘
元幅:3.02センチ 
先幅:2.16センチ
重ね:0.74センチ
体配:身幅、重ね共にしっかりと大摺上で切先延びごころ
表裏に棒樋を掻き流す所謂慶長摺上の体配の良い刀。
地鉄:板目が良く練れて地沸が付き肌目が良く見てとれる肌で地景が良く   働く。
刃紋:沸出来互の目乱に丁字乱が混じり激しい出来で刃中の働き極めて盛んで金筋良く働き葉、足柔らかく働き見事。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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