鑑定会 : 第620回


前回の回答は、
無銘(伝長義)でした。

特徴:長義は相伝備前と呼ばれ南北朝時代の備前鍛冶の中で兼光と並び称された技量を示す刀工である。
その作風には匂勝のものと地刃の沸が強いものと両様があるが殊に後者の作例が多く
備前刀の中で備前はなれをした刀工は長義也と古来より称されている。
その刃文は兼光以上に出入りと変化の目立つ個性の強いものが多く地鉄も板目に地沸を厚く敷き地景を交えている。

第620回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年12月19日)
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刃長: 70.7 センチ
反り: 1 センチ
目釘穴: 2 個
元幅: 2.82センチ
先幅: 2.1 センチ
重ね: 0.62センチ
刀身重量: 730 グラム
体配:約9cmほどの擦り上げ区送があるが
茎を長くして戦いやすい体配に変えたと考えられます。
反りが浅く中切先。
地鉄:小板目肌実に良く詰んだ地金となる
刃紋:沸 出来、匂口、深々と付き互の目乱れに
丁子乱れとなり刃縁柔らかく刃中煙る朝霧のごとく。
帽子のたれて丸みを帯び焼き詰風となる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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