鑑定会 : 第591回


前回の回答は、
無銘(古青江)でした。

特徴:備中国青江派は平安時代の承安頃の安次を祖として始まり、
以降青江一派として南北朝後期まで多くの名工を輩出した。
同派の中で鎌倉時代中期以前のものを古青江と呼ぶ。
古青江の代表的な刀工には守次、為次、次忠、貞次、康次、
包次、恒次、俊次、助次等その多くが次の字を冠している。
その作風は鍛えに杢目が目立ち、やや肌立ち気味で、所謂縮緬状の肌合いとなり、
地斑の交じるものが多い。刃紋は直刃を基調として小丁字、小互の目、
小のたれが交り足が良く刃入り金筋、砂流が頻りとかかるなどの出来口で、
本作も古青江独特の特色を良く明示している。
更に刃中まで錵て焼頭に小さな湯走が入るなど古雅な趣きがあり、
大摺上げながら、腰反りが付いて反りが深く踏ん張りが見られる姿には
平安時代末期から鎌倉時代初期の時代性をとどめており凛然として見事である。

第591回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年5月30日)
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刃長:76.3センチ
反り:2.3センチ
目釘穴: 1個
元幅:3.5センチ
先幅:2.5センチ
重ね:0.8センチ
刀身重量: 1,105グラム
体配:長寸で、身幅が23.5cmと広く重ね厚く
反りが深く切先が伸びた豪壮な体配うをした作品で重量
1,105グラムのある比類なき作品値得ます。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が良く付き
羊羹を切った様な黒い地金に黒い地景が激しく働く
鎬地:小板目肌に杢目が混じる 。
刃紋:錵出来直刃に打除が入り二重刃となり砂流し、金筋が良く働く
帽子:表は焼き詰めとなり金筋が混じる。
裏面は匂口の深い丸い帽子で先掃掛けに金筋がかかる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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