鑑定会 : 第577回


前回の回答は、
無銘(為継)でした。

特徴:為継は通説、郷義弘の子で、則重に師事したと伝えているが、
年代的な点にはなお検討の余地が有るとされる。
延文二年(1357)及び応安二年(1369)紀で「越前国藤原為継」銘の作が押し形に見られ、
また実存する作に応安七年紀で「濃州住藤原為継」銘の作があることから、
応安二年より同七年(1374)の間に越前より美濃に移住した事が分かる。

第577回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年2月22日)
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刃長:67.1センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:3.1センチ
先幅:1.99センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量: 665グラム
体配:身幅、重ね尋常な反りやや浅く切先のややのびた体配の作品で
表裏の棟区近辺に短い棒樋と添え樋を彫る
地鉄:濃い為はだ実に良く詰んで地錵が付き細かな地景が入る。
刃紋:錵出来、匂口が深く足、太く刃縁柔らかく良く入り、葉も匂口深く入る。 
帽子1枚風に匂口深く丸く返る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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