鑑定会 : 第541回


前回の回答は、
大和守安定でした。

特徴:大和守安心定は本国は越前で日に江戸に移住し
神田白金町に居住し姓は飛田と称し通称宗兵衛と称する。
藤代刀工辞典によると山田浅衛門選では良業物となっているが
恐らく切れ味に於いては随一の作者であろうと記載されております。
通常反りが浅く切先の短い寛文新刀の体配をしておりますが
本作は反りやや深くと付き切先が延びた体配の
良い作品となります。

第541回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年6月1日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:3尺(90センチ)
反り:1寸1分(3.33センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.40センチ
先幅:2.50センチ
重ね:0.85センチ
体配:長大で3尺となり身幅が3.4センチあり、
反りが深く付き切先が延び表(銘のある部分)に櫃彫りで濃密な
火焔不動と梵字が彫られ 裏面には二筋樋と爪を下部に彫る
地鉄:小板目肌実の良く練れて地錵が付き最上級の肥前地金となる。
刃紋:錵出来互の目乱れに丁字乱れが混じり、
足良く働き葉が葉入り刃中砂流が入る。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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