鑑定会 : 第535回


前回の回答は、
無銘(大和志津)でした。

特徴:大和志津は狭義では兼氏前身に限られるが、
広義では奈良に居住した包氏らの流派を指す。
包氏は正宗十哲の一人であったという美濃の志津三郎兼氏が
移住前に大和の動(ゆるぎ、現在の奈良市油留木町)に居住していたころの刀銘である。
本作は元先の幅差が少なく切先延びごころ、南北朝期の作である。
一見すると大志津(兼氏)又は正宗を彷佛とさせる出来である。
昔流のしっくりとした研磨が施され肉置きが良いところに魅力がある。
良く見ないと地刃の冴えや働きを見落としてしまいがちであるが、
見る程に新しい発見がある。現代の感覚で再度研磨を施すと
冴えが出て、さらに志津らしく思えるだろう。

第535回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成31年4月20日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:69.2センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:2個
元幅:2.86センチ
先幅:2.25センチ
重ね:0.74センチ
体配:大摺上で身幅がやや広く重ね厚く
反りが深く切先が延びた体配の良い作品
地鉄:板目肌肌立ち地錵が付き肌目が良く見て取れ、地に淡い映りが現れる。
鎬地:板目肌に杢目肌が混じり所々柾目が混じる。
刃紋:匂出来丁字乱れとなり足、葉が盛んに働き
帽子、乱れ込んで先尖り御頃に丸く返り掃掛となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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