鑑定会 : 第519回


前回の回答は、
(菊紋)一高井越前守源来信吉/元禄八乙亥年二月日でした。

特徴:越前守信吉は初代京信濃守信吉の三男で、名を高井金三郎という。
入道して、倫信と称した。信濃守を受領して、亰の油小路に住し
鍛刀した刀工で、井上真改、助広に私淑した。
銘を「越前守源信吉」、「入道源来信吉」、「高井越前守源来信吉」などと切り、
その作風は沸本位の互の目乱れを焼くが、井上真改に迫るような直刃の作もある。
晩年は大坂に移住して鍛刀したと言われている。
元禄頃の晩年の作には「(菊紋)一」「源」の字を加えている物がある。
本作は銘に『一菊紋』と『源』とある事から元禄頃の晩年の作である事が分かる。
流石濤乱刃の匂口の深い助廣を思わせる作品で本作は助廣を超える作品であります。
新刀大鑑所載刀618ページ  最強傑出刀 と記載されている通り津田越前守助広に私淑
しそれらの作品を超える最高傑作刀を作り上げた技量の優れた刀工と言えます。 特に
刃中の働きが激しく砂流、金筋が働く最上級の作品で是非御薦めしたい作品と言えます。
    

第519回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成30年12月29日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:2尺3寸8分(69.7センチ)
反り:4分(1.212センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.22センチ
先幅:2.8センチ
重ね:0.835センチ
体配:大摺上無銘で身幅が広く重ね厚く
大切先の体配で表裏に薙刀風とな棒樋を手元に彫る。
地鉄:板目肌に杢目肌が良く練れて地錵が付き地景が葉入り
更に映りが現れて素晴らしく良く練れた地鉄となる。
刃紋:小錵出来小丁字乱れとなり、刃中に砂流、金筋が働く。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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