鑑定会:第397回



前回の回答は、
長光(一龍子)
でした。
特徴:長光(一龍子)本作は茎の形態から昭和刀の長光の出来の良い作品と考えられる。
戦時中岡山刑務所の所長であった江村繁太郎は、刑務所内で本来真面目な
受刑者の更生を願って、日本刀の制作を行い数多くの日本刀を制作した。
当時岡山県の刀工であった市原一龍子長光を招き同様に囚人達に刀を制作させた。
長光は陸軍受命刀匠として当地では名が知られ陸軍々刀技術奨励会入選した刀匠であります。
長光は囚人を指導して刀剣の制作を行ったため作風にばらつきがあり又研磨も充分ではなかった為
一見すると粗雑な刀と思われますがよく研磨された刀を見ると地金も評価される作品で
出来の良い作品は目を見張る刀も存在するのです。
本作は長さが70cmを超えた作品で刃珍しく、刃紋は一見すると
新々刀の横山一派に見間違う丁字乱れを制作しております。 出来の素晴らしい作品です。  
刃区近くに割れがあるのは惜しまれるが出来が素晴らしく苦にはなりません。
数多くの長光を見てきましたがこれほど長寸で出来の良い作品は稀で大変貴重と考えます。
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第397回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成28年07月23日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:70.0センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:3 (1埋)個
元幅:2.69センチ
先幅:1.93センチ
重ね:0.59センチ
体配:摺上げながら腰反りが高く中切先
地鉄:板目肌に杢目肌が混じり地錵が良く付地景が入り乱れ映りが現れる
刃紋:細直刃調に小乱れ、小互の目乱れと混じり
足、葉が入り刃縁所々ほつれ金筋が入り砂流がかかる。
帽子:直ぐに小丸となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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