鑑定会:第393回



前回の回答は、
信国(左衛門尉)でした。
特徴:信国は南北朝時代から室町時代中期迄活躍する刀工で
格調ある作品として当時から評価されている。
本作の信国は銘の部分を観察すると間違いなく左衛門信国であります。
身幅、頃合いで反りが深く付き体配の優美な作品です。
地に多少の地荒れがあるのは惜しまれますが、
信国や来一派の作品にはこの様な傾向があります。
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第393回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成28年06月24日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:67センチ
反り:2.3センチ
目釘穴:2個
元幅:2.71センチ
先幅:1.72センチ
重ね:0.69センチ
体配:生茎で表裏に棒樋と添樋を彫り、身幅、重ね尋常な反りが深く付き切先やや延びごころ。
地鉄:小杢目肌に小板目肌が混じり映りが見事に現れる
刃紋:小錵出来、丁字乱れとなり足柔らかく入り、
葉盛んに働き煙る様な風情となる。帽子乱れ昆で先尖りごころとなり足が働く。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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