鑑定会:第390回



前回の回答は、
水心子正秀淬刃(刻印)
文化十五年二月日 水寒子貞秀鍛之
でした。
特徴:初代水心子正秀は新々刀の開祖とも言うべき江戸時代後期を代表する刀匠で、寛延三年(1750)に出羽に生まれた。
少年期に野鍛冶に学んだとも仙台國包に学んだとも言う。後に藩士の紹介で武州川越の宮川吉英に入門した。
安永三年(1774)、明和四年(1767)から弘化二年(1845)の間山形を支配していた秋元家の抱工となり、
名を儀八郎正秀と改め後に水心子という号も使用する様になった。天明(1781)以降は江戸にのぼり秋元家中屋敷に住み、
備前伝を石堂是一、相州伝を綱広に学んだ。
鎌倉時代の刀剣を目指した復古刀を提唱し研究を重ね実用的な刀剣の製作を行い、
また出羽の大慶直胤、下野の細川正義をはじめとする全国から集った百人以上ともいわれる多数の門弟を育成した。
文政二年(1819)に天秀と改名、文政八年(1825)に七十六歳にて没した。
本作は足が良く刃入り、出来の優れた作品です。
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第390回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成28年06月03日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:71.5センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:3個
元幅:2.83センチ
先幅:2.16センチ
重ね:0.68センチ
体配:大摺上無銘で身幅、重ね尋常な
反りのやや深い切先の延びた体配の良い刀
地鉄:板目肌に杢目肌が混じり地錵がよく付き
地金の肌良く現れてやや肌立ち、地景が働き淡い映りが現れる。
刃紋:錵出来直刃基調に小互の目乱れが混じり小足が良く入る。
刃中、砂流、金筋が働く。帽子激しく火焔風に掃掛となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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