鑑定会:第385回  



前回の回答は、
無銘(雲生) でした。
特徴:雲生は雲類の始祖で宇甘派といわれ鎌倉時代末期に活躍する。
その弟子には雲生の子供である雲次が現れる。
備前国宇甘荘(岡山県)の地で活躍する。 刃紋と地鉄が青江を思わせる出来が多い。
雲生の特徴は直刃出来が多くその刃は冴えて明るく締まりごころとなり
刃中の働きが本作のごとく葉、煙る様な足が多く映りの多い作品が多い。
本作は大摺上無銘で体配が良く地金も綺麗で淡い映りが表れ
刃紋は匂口の深い直刃を焼いた作品で出来が優れる
鎬地があるのも評価される。
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第385回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成28年4月29日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:70.2センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.22センチ
先幅:2.16センチ
重ね:0.86センチ
体配:身幅広く、重ねの厚い反りのある見事な体配をした刀。
表裏に棒樋と添樋を彫る。
地鉄:小板目肌詰んで地錵が付き綺麗な地金となる。
刃紋:匂出来互の目乱に丁字乱れが交じる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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