鑑定会:第357回



前回の回答は、
無銘(村正)
でした。
特徴:村正は初代、二代、三代あるといわれている。本作はその二代と鑑定せられる作品です。  
伊勢国桑名で活躍しその一派は千子一派と称されており、彼の名を残した理由は
過去徳川家康の祖父清康と父広忠は共に家臣の謀反によって殺害された、どちらも村正であった。  
家康の嫡男信康が謀反の疑いで死罪になったがその介錯された刀が村正で家康は村正を縁起の悪い
刀として忌み嫌う事になり、村正を嫌悪するようになり、徳川家の村正は全て廃棄され、
公にも忌避されるようになった。民間に残った村正は隠され、時には銘をすりつぶして隠滅した。
しかしながら徳川家に反発する大名家では逆に縁起の良い刀として多くの大名家から珍重された。
世間から妖刀村正として刀剣研磨師にもエピソードがある。
「村正を研いでいると裂手(刀身を握るための布)がザクザク斬れる」 
今は亡くなられた市川研師は美濃物、大和物や村正をこよなく大切に保管されておられました。
本作は表裏の刃紋が揃い目釘穴が大きく茎はかなご腹となり箱がかった刃紋は独特な刃紋で
足が入り刃中、砂流、金筋が働き刀身の地金も良く検算な作品です。 
茎の状態がわるいのは当時から故意に銘を錆びさせて無銘としたと考えられます。
目釘穴が大きいのも村正に合致しております。
生茎が珍しくたなご腹の形態に大きな目釘穴が特徴であります。
今後は滅多に出てこない村正の刀です。是非この妖刀村正を是非お求め下さい。
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第357回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年10月09日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:2尺5寸2分(76.36センチ)
反り:4分5厘(1.35センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.11センチ
先幅:2.10センチ
重ね:0.75センチ
体配:身幅広く重ねやや厚く反り適度に付き切先やや延びごころの体配の良い姿
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が付き綺麗な大阪地金となる。
刃紋:刃区より直刃、その先、互の目乱れとなり、虎の尾と称する独特の刃紋を
焼き足が入り、帽子のたれて丸く返る三作帽子となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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