鑑定会:第341回



前回の回答は、
:肥前国近江大掾藤原忠広(2代)でした。
特徴:肥前の刀工近江大掾藤原忠廣は初代忠吉の実子で本名を橋本平作郎という。
父の没した後の寛永十年(1633)紀からの作刀が見られ、寛永十八年(1641年)に
二十九歳の時、近江大掾を受領。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。
終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し肥前刀の高揚に務めた。
作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。
元禄六年(1693)八十歳にて没した。
長寿であった為作品数は多いが、寛文三年(1663)頃からの晩年作には三代の代作も見受けられる。
切れ味が良く、大業物に指定されている。
地鉄の美しさでは肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。
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第341回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年05月30日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:2尺2寸5分(68.18センチ)
反り:7分5厘 (2.25 センチ)
目釘穴:3個
元幅:2.79センチ
先幅:2.03センチ
重ね:0.56センチ
ヒント
1:乱れ丁字乱れの刃紋で映りが良くあらわれる。
2:銘は太刀銘にある。
3:地金は良く詰んだ小板目肌に小杢目肌が混じり精良な地鉄
4:反りが深く優美な体配
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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