鑑定会:第274回



前回の回答は、
無銘(為継)でした。
特徴:為継は郷義弘の子として伝えられ則重の弟子として学び
相州伝に秀でて地金は大板目肌に地景が入って刃紋は
錵出来、匂口の深い互の目乱れを得意とする。
本作は郷義弘と行っても良い最上の働きで
特に刃中の金筋は長く幾状にも働き野趣に富んだ
相州伝の魅力を遺憾なく発揮した最高傑作品といっても良い出来です。
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第274回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年1月17日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:59.2センチ
反り:0.9センチ
目釘穴:2個
元幅:2.3センチ
先幅:1.19センチ
重ね:0.63センチ
体配:身幅やや広く重ね尋常で切先やや延びた反りの浅い体配をした刀。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が付き肌立つ。
刃紋:刃区より匂口深めの直刃出来、その先に匂口の深い互の目乱れとなり
大互の目乱れに濤乱刃風に匂口深深と付き刃縁、柔らかく付き
刃中、砂流、金筋が働く。帽子蛇の頭を思わせる、匂口深く焼き下げる。
ヒント
1:切れ味は最も優れた刀工であります。
2:切先の刃紋は蛇の頭の如くくびれた丸い姿
3:刃が明るい
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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