鑑定会:第254回



前回の回答は、
備前国住長船五郎左衛門尉清光/天文三年八月日
でした。
特徴:
五郎左衛門尉清光は室町時代末期の備前を代表する刀工で祐定と共に備前刀の双璧でありました。
当時日本は戦国時代で戦闘に向けて数多くの刀剣が制作され、
備前も同様に数多くの刀工がおり多量に刀剣が生産されました。
ほとんどは多量生産方式で制作され数打ちと称される作品でありますが、
大名や一部の豪族に対して制作された俗名打の作品も存在しました。
入念に制作された俗名打の作品は垂涎の作品で、特にその中でも五郎左衛門尉・孫右衛門尉の両名が
最高位に値する最上工として評価が高く大名やかなり高禄の武士のみが手にする作品であったと言われております。
本作は流石身幅、広く重ねのある極めて状態の良いゴリッとした作品で地鉄も良く練られ、精美上品であり、
帽子の中の働きは見事です。是銘の部分も極めて状態が良く鑢目もはっきりとしており銘の部分も完璧で
いかに長期にわたり手入れを怠らなかった証左でありましょう。
剣巻龍が多少摩滅しておりますが裏に彫られた八幡大菩薩は見事な彫口です。
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第254回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年8月9日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
脇差
刃長:2尺3寸1分(70センチ)
反り:7分5厘(2.25センチ)
目釘穴:2個 
元幅:2.77センチ 
先幅:1.69センチ
重ね:0.65センチ 
体配:身幅、重ね尋常な刀で大摺上、鎬造、庵棟の体配の良い刀。
地鉄::板目肌に杢目が混じり、地沸が付き、細かな地景が混じり、きれいな地金となる。
刃紋:直刃、互の目交じり、やや逆がかり、小足、葉入り、小錵付く。帽子はのたれ込みごころに、先小丸。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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