ご注文番号:14703
脇差:白鞘入り(保存刀剣)
銘:山城大掾源国重
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は山城大掾源国重としては上作にランクされる作品です。
刃長:52.6cm
反り:0.7cm
目釘穴:1個
元幅:3.25cm
先幅:2.32cm
重ね:0.64cm
時代:江戸時代中期頃 貞享の頃
体配:身幅広く重ねしっかりとした作品で反りの浅い脇差。
地鉄:板目が良く練れて地景が良くはいり地沸が良く付く。
刃紋:錵出来互の目乱れ、匂口深く、匂口の深く、荒錵が良く付く。
特徴:備中国水田住国重は室町時代末期から江戸時代迄続く刀工群です。
水田一派の特徴は匂口の深い互の目乱れで鎬地にも同様な刃を焼く特徴があります。
備中国呰部住河野理兵衛尉為家、大与五国重、水田住山城大掾源国重等俗名を
入れた作品もありますが、概ね荒錵の良く付いた野趣の富んだ作品が多い。
本作は切先付近に一分鍛えがあるがさほど目立たない。荒錵が良く付き覇気のある良い脇差です。
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定:全身押し形