ご注文番号:AS24425
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)(特別貴重刀剣)(書籍:首斬り浅右衛門刀剣押形,福永酔剣著(上下巻)付き)
銘:固山宗次作
天保十年八月日
於武州千住太々貳刃土壇払
切手山田五三郎
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:木はばき
刃長:1尺6寸9分(51.2センチ)
反り:4分2厘(1.27センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.30センチ
先幅ä2.99センチ
重ね:0.78センチ
刀剣重量:595グラム
時代:江戸時代天保10年
体配:身幅が広く重ね厚く、しっかりとして表裏に棒樋をほり鋒長く豪壮な作品です。
地鉄:精良な積んだ地鉄で無地風の作品です。
刃紋:ほぼ匂出来風の互の目乱れとなり、帽子も同様に互の目乱れとなる。先小丸に返る。
特徴:宗次は陸奥白河に固山宗平の弟として生まれ宗兵衛と称した。更に白河松平家の抱工として作刀し、藩主に従い桑名に移住する。天保二年に江戸に出て鍛刀する。当時からかなり有名であったと考えられ、彼に刀を注文する武士はかなりあったと言われている。 宗次の作品はどれもが欠点のない出来が多く高技量の持ち主であった事が伺える。彼は切れ味を良くするために当時の切り手であった山田浅右衛門から切れ味、刃味を良くする為に多くを学んだ。
その為、山田浅右衛門の試し切りが数多く残されている。本作は固山宗次作 天保十年八月日、於武州千住、切手大々貳刃土壇払、切手山田五三郎と試し切り銘がついております。
葵美術より一言:ゴリっとした脇差で鋒が長く、豪快な脇差です。天保頃になりますと金象嵌の銘は少なくなり、斬りつけ銘となります。最初から裁断銘を入れるために製作した作品であると考えます。
特別保存刀剣
特別貴重刀剣
書籍:首斬り浅右衛門刀剣押形,福永酔剣著(上下巻)
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:2,200,000円