平成28年3月30日
皆様お元気でお過ごしの事と存じます。
桜も咲き始めましてそろそろ満開の季節となります。
何となく明るい雰囲気を感じさせます。
先回はネットで詐欺行為を紹介し、皆様方に注意を喚起いたしました。
油断も隙もない現在どうか詐欺に遭わないでください。
人ごとのようですが私も年齢を経て詐欺にあうかもしれません。
詐欺というのは,詐欺にあった人は自団駄を踏む事になりますが、
それを知った人たちは、同情するというよりは大変だったねとはいいますが
それを楽しんでいる風すら感じさせるのです。
以前私のお客様というよりは詐欺師に近い人から話を聞いた事がありました。
“Aさん、とても面白い刀を持ってきました。”
“これは偽名ではありませんか”と返事をした所,
確かに偽名かも知れませんがと食い下がり、
何となく彼の説明を聞いている内に、もしかしたら本物かもしれないと
思うような事雰囲気となり、最後にはきっとこれは名品に違いないと
購入してしまったと話しておりました。
詐欺師の最も感心させられる点は、詐欺師自身が話しながら
本物だと自己暗示に掛かってしまう事なのですね。
彼らは歌が皆様上手である事です。歌を歌いながら、
自分自身の歌に、上手だなと酔ってしまい自ら感得してしまうのです。
これは一つの傾向ですが私があった方々は皆歌が上手でした。
何度か詐欺を働く人物と話をした事がありますが、
決して人を怒らせない巧みな話術がありました。
私が体験した事ですが
委託で預けた刀がなかなか戻らずついに堪忍袋の緒が切れ、
取り返しにいった時、今は金がないから店のの品物を持っていって欲しいと
話されたので中から定価に250万円とついた高額な中国製の壷を
当方の50万円分の代金として貰う事となった所、
”あまりにも金額が異なるので許して欲しい”と言われた為に
10万円をさらに支払い威風堂々と帰宅しました。
早速知人に販売する為に持参した所、
新物で2000円位しかしないよといわれ
泣きっ面に蜂という事を体験しました。
すでにこちらは納得してているのですから苦情をいえず、
若い時代のほろ苦い経験として今でも記憶の中にあります。
葵美術のお客様に於かれましては十分に気を付けてください。
保存刀剣、重要刀剣の品物には鑑定書には必ず、
透かしが入っておりますので注意をしてください。
現代刀で無鑑査以上の刀は、制作者の居住する県での
刀剣所持許可証がついているのか
又再発行された登録証なのか注意が肝要です。
登録証が本物であっても鑑定書の写真と実物とを良く比較してみてくださいね。
最近の偽物は非常に良くできておりますから錆の位置、鑢目の位置を
じっくりと見なくては判定出来ないくらいよくできております。
特にネットで返品出来ないと記された作品、
またはクーリングオフが出来ない場合は十分気を付けてください。
阿部首相が一億総活躍国民会議を言い出しております。
間違っている訳ではありませんが、前提として受け入れの体制が
整っていなければ混乱が発生致します。
先日”保育園落ちた。日本政府死ね!”と
主婦の方が発表した為大きな社会問題へと発展しました。
世界の先進国の中で保育園の充実さにかけては
お隣の韓国以下で誠に恥ずかしいかぎりです。
お子さんを保育園に預けなくてはどうして家庭の主婦が働けるでしょうか?
日本がかって江戸時代から明治時代に至り、スムーズな移動が出来、
先進国へと発展する事が出来たのは教育であったといわれております。
江戸時代には庶民は沢山の寺子屋が存在しすでに識字率50%という
高い教育制度があり、明治2年には英語塾さえ出来ているのです。
保育園を充実させ、誰でもがその施設に子供達が楽しく
公平で学ぶ施設であれば、
家庭の主婦は何の気兼ねなく働きに出かける事が出来るのです。
施設を充実させる事で現在の出生率も高まって参りますし、
それが当たり前であれば子供達が小学校にあがる前に
子供達にとって何が大切であるのか、
社会の基礎教育を学ばせる事が出来るのです。
この幼年期の時代は人を育てる最も重要なかけがえのない時代なのです。
現在の保育園は果たしてそのような教育が出来ているのか問題です。
子供達同士が競争する事、いたわりの気持ちを持たせる事、
沢山の本を読ませたり音楽の基礎的な勉強をさせたり動物や植物等、
自然に触れさせる機会を多く持たせる環境設定をしてから
安心して子供を保育園や幼稚園に預けられる環境ができて
一億総活躍国民会議を言い出すべきなのです。
主婦が働きに出かける事で、所得税で大幅な税収や大幅な消費が
期待出来ると首相は胸算用をしていた所、頭から冷水を浴びせてしまった
”保育園落ちた。日本政府死ね ”という言葉を
議員さん達は良く噛み締めなければなりません。
自民党は予算がないというでしょうが果たして本当なのでしょうか。
日本政府は内には厳しく外面が良いといわれております。
以前海外の大使館で勤務された方から聞いたのですが
贅沢三昧の生活が行われていると聞いた事があります。
もっと倹約お徹底すればどうにでもなるのではありませんか。
海外に莫大な援助をしている状況を見る時、
本当に日本にとってやるべき事は
なんなのかをじっくり考える時期なのです。
私達国民から政治家とは官僚、業界との癒着が
常日頃に行われていると思われてはおしまいですね。
先般発生した斡旋利得罪に対して最近弁護士数人で告訴を行い
事件はうやむやにする事なく裁判所に告発されました。
ほんの小さな事件でも数千万円という金額が動くのですね。
これを私は知らなかった、秘書の責任だとなすりつける狡さを
感じさせるこのような事件が次から次へと発生するのが日本なのです。
日本人一人一人は極めて真面目であると私は確信致します。
例えば駐車違反を起こして警察官にもみ消しを頼み、
許して上げる変わりに1万円を受け取る警察官は絶対にいないでしょう。
日本人としての正しいモラルは守られているのです。
政治家が模範を示さなければ日本人のモラルはどうなっていくのでしょうか。
どうか有耶無耶にせず最後迄争って欲しいと願っております。
もうすぐ桜の満開が見える時期です。
美しい桜を見て散り際の良さをほろ苦い感覚で楽しみたいと考えております。
大切なお子様を厳しく優しく育てましょう
奥様を大切におじいさんおばあさんを大切に、家族仲良くお過ごしください。
それでは皆様ごきげんよう。
日本の政治を良くする会 ドンキホーテ:会長 鶴田一成
平成28年3月30日 社長の一言