平成26年10月24日
研磨
長らくお待たせしました。
仕事の合間に研磨をしていた為大幅に研磨が遅れました
この刀は米国人の愛刀家が私に鑑定の有無をメールで問い合わせがありました。
なんとかしてこの錆を取り去りたいと願っておりましたので行きがかり上私自身によって
研磨をする事となりました。
品物が日本に送られ刀を見た途端にため息がでました。
朽ち込み錆びが多く一見するととても助からないのでは無いかと危惧をし
研磨を初めましてこの程終了致しました。
自分なりに満足は出来ませんが米国の友人が真っ赤に錆びた刀を現在の状態になった事できっと
感謝されるであろうと私は考えるのです。
私は研師ではありませんので自分なりの方法で工夫をこらして研磨とはとても云えませんが
安価な脇差し無銘とか所々錆びた刀を仕事の合間に研磨を行っております。
研師さんにこの脇差し2万円程で研磨してくれませんか?と云えば即座に断られるでしょう。
これらの誰からも見向きもされない脇差し、刀を研磨する事で生き返ればその品物は今後何百年
と生き続けていけるのではないでしょうか。そのまま放置すればやがて朽ち果ててしまうのです。
もし皆様の中で研磨をしたいという方がおられましたら刀剣博物館で入選出来るくらいの技量でし
たら教える事が出来ます。
私の研磨方法は通常の職人さんが行う方法とは異なりますのでそれ程難しいものではありません。
車椅子の方でも研磨が出来ますので頑張れば博物館の審査に入選出来るでしょう。
現在までに4人の方々が入選されました。 ご自宅で出来ますので気軽に連絡下さい。
なお授業料は無料です。
研磨前 → 研磨後