ご注文番号:24625
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:無銘 伝(大宮)
鞘書:薫山博士鞘書き:備前大宮盛景 大磨上
刃長二尺二寸五分
昭和乙刃年弥生於 久我山房 薫山誌
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘 伝(大宮としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重鎺に桔梗紋
刃長:2尺2寸4分(67.9センチ)
反り:3分5厘(0.35センチ)
目釘穴:3個
元幅:2.83センチ
先幅:1.91センチ
重ね:0.65センチ
刀剣重量:635グラム
時代:南北朝時代 貞治頃(1362ごろ)
体配:大磨上無銘で重ね尋常な表裏に棒樋を彫り、掻き通す。
地鉄:板目肌流れ、肌目がよく見てとれ淡い映りが現れる。
刃紋:匂い出来丸みを帯びた互の目乱れ。
帽子、三作風にのたれて丸く返る。
特徴:本作、大磨上無銘であるが大宮と特別保存に合格した作品で薫山博士の鞘書きがあり、拵もしっかりとした作品であります。備前大宮派は同派の遠祖国盛が備前に移住したことから始まると伝えられ、備州長船盛景と切る。盛景がその代表とされてきたが近年の研究から、その作風は銘の切り方から同工は近景、義景の流れを汲む長船の傍系ではないかと言われております。むしろ盛景、盛継んどの大振りな作品が大宮火事では」ないかとする見解が出てきております。刃紋も明るく冴えた見事な作品といえます。
拵:赤銅円形献上鍔
鍔:黒呂色鞘
縁:赤銅魚子時に桐紋を金で描く 頭:黒角
目貫:赤銅地に菊の図柄を金で色絵を施す
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:1,500,000円