鑑定会:第460回



前回の回答は、
無銘(波平)でした。
特徴:波平派は薩摩の谷山群波平に居住した刀工群で、
その始祖は正國は京都から同地へと移住し十世紀末頃活躍した。
以後、連綿と幕末まで続くが波平はその名から古来より
水運、海軍関係者に殊の外珍重された。
本作は室町時代と鑑定されているが、
一見南北朝期の雰囲気が漂い時代を感じさせる。
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第460回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年10月14日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:65.4センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:2.84センチ
先幅:1.965センチ
重ね:0.555センチ
体配:やや短めの刀で身幅、重ね尋常な
反りが深く付き切先が延びる。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地錵が厚く付き
地景が表れ荒いい裸錵が付く
鎬地:板目肌に柾がかる地金となる。
刃紋:錵出来匂口やや深く互の目乱れとなり
刃中、砂流。金筋が働き帽子のたれて先尖って返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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