前回の回答は、
薩藩臣元平
天明六年八月日
でした。
特徴:この元平は雲州松平家の伝来品です。この元平は刀剣図譜にも掲載しており、政時代には、雲州松平家に伝来した一口である。と記載しております。明 奥元平は薩摩藩工で、奥元直の嫡男にあたり、通称を左衛門という。延亨元年に生まれ、文政九年八十三歳で残している。彼は当時同国の伯耆守正幸と並んで薩摩新々刀界の第一人者であり、寛政元年正幸と同時に、大和守を受領している。作刀は明和年間より見られ、初め「薩陽士元平」、或は「薩藩臣奥元平」などと銘し、寛政元年受領後は、「奥大和平朝臣元平」と銘するものが多い。作品は互の目乱れに小のたれ・尖り刃などを交えて、包が深く、荒沸がつき、金筋・砂流しがかかるなど、相州伝の作柄を得意としている。この刀も上記の如く、相川伝の作風を示したもので、頭の丸い互の目が連れ、小互の目・尖りごころの刃などが交じり、足太く入り、句口深く、沸が厚く強くつき、荒洲を交え、金筋・砂流しがかかり、一段と沸筋が長く目立っている。彼の若打の作ゆえか、作刀に迫力があり、気に富んだ作域を見せている。また幅広で重ねが厚く、平肉のついた頑健な体配は、薩摩刀然として、いかにも好ましく、燗りに掃きかけて火焙風となった帽子に、俗に「薩摩のいもづる」と称される沸筋がかかっている状は、薩摩刀独特のものである。
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第913回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和8年9月5日)
刃長:65.6センチ
反り:1.3センチ
目釘穴:1個
元幅:3.14センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.63センチ
刀身重量:640 グラム
体配:身幅がしっかりとしており、生刃が残り、反りが強く、帽子長くなる。
地鉄:小板目肌良く練れて清良な地鉄となる。
刃紋:沸出来、互の目乱れとなり、砂流、金筋がよく働く。帽子乱れ込む。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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