ご注文番号:AS17456
薙刀:拵え入り(特別保存刀剣)
銘: 伯耆国住広賀作
天正六年二月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は伯耆国住広賀作としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀着二重鎺
刃長:51.3センチ
反り:2.1センチ
目釘穴:1個
元幅:2.83センチ
重ね:0.8センチ
刀身重量: 805グラム
時代:天正6年
体配:身幅、重ねのしっかりとした薙刀で
全くの生茎で裏銘のある作品は大変珍しい
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき
綺麗な地肌となり映りがよく現れる
刃紋:沸出来丁子乱れに袋丁子、が激しく乱れ
飛び焼きが働き皆焼風となり帽子、表は乱れ込んで
返り鎬地に長く返る。裏面は一文字の傑作を見るがごとく刃中に足、葉が盛に働き明るく冴えて、帽子、やや丸く返り、
鎬地に大きく焼き下げる。
特徴:伯耆国住広賀は相州伝に近い雰囲気をしており皆焼刃紋や一文字風の作品、来系統の作風を兼ね備え確実な伯耆国住広賀は文明頃の作品と言われている。短刀の制作も多く、特に地金がよく俗名入りの祐定を思わせる皆焼も制作しております。
拵え:布を巻き、漆塗りを施した変わり鞘
葵美術より一言: 本作の薙刀は大変珍しく年期入りは少ない貴重な作品と言えます。やや大振りの薙刀で天正6年2月の作品で生茎で堂々としております。差裏の刃紋の華やかさは一文字そのものといって良い程出来が優れております。 野趣に富んだ激しい刃紋で 是非お勧めしたい作品です。
時代背景:天正6年(1578年)3月13日 上杉謙信が死去
天正7年5月11日安土城の天守が完成
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形