ご注文番号:23523
脇差:白鞘入り(第35回重要刀剣)
銘:長光
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は長光としては上作にランクされます。
鎺:金着一重鎺
刃長:1尺7寸3分5厘(52.6cm)
反り:6分(1.8cm)
目釘穴:3個
元幅:2.9cm
先幅:2.0cm
重ね:0.6cm
刀剣重量:465g
時代:鎌倉時代
体配:身幅広く重ね尋常鋒やや尋常な作品で裏には棒樋と表には素剣を彫る。
地鉄:小杢目肌よく練れて地沸がつき綺麗な地肌となる。地景が入り明瞭な写りが現れる。
鎬地:地鉄と同じ杢目肌よく詰んで精良な地鉄となる。
刃紋:沸出互の目乱れに丁子乱れが混じり帽子乱れこむ。刃中に砂流、金筋がよく働き足が柔らかく入る。
特徴:古刀:最上作:大業物:備前
長光は鎌倉時代後期に活動した備前長船派の刀工で、光忠の子にあたる。弟子に景光、近景、真長などがいる。刀剣制作は長光一人で行っていたのではなく、弟子たちに助けられて制作したと考えられているが、いずれも出来が良い。
長光は、同時代の刀工の中で在名の作品が最も多く現存しているとされる。古来より名刀として名高く、大名などに所有されてきた。本作は地刃に長光の特徴がよく現れていて、特に沸がつき金筋、砂流等の働きが素晴らしいです。
第35回重要刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:7,500,000円(消費税、送料共)