ご注文番号:23228(委託品)
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:濃州関善良家越前守吉門
本作は藤代刀工辞典(朴伝坂東太郎 新刀上作11頁)に掲載されております。
新刀:上作:良業物:常陸
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は濃州関善良家越前守吉門としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:素銅一重
刃長:47.6センチ)
反り:0.9センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.1センチ
先幅:2.1センチ
重ね:0.6センチ
刀剣重量:555グラム
体配:身幅が広く重ねしっかりとした作品で、反りは浅く、切先ややのびた体配の作品。
地鉄:板目肌良く練れて肉置きが良く、蛤の表面のような膨らみを感じさせる。
刃紋:沸出来匂口の深い互の目乱れとなり刃中、砂流、金筋が働く。
時代:江戸時代延宝の頃
特徴:濃州関善良家越前守吉門は朴伝坂東太郎とも称した常陸の刀工で、特に地元の人々から大変好まれました。この作品は藤代刀工辞典に掲載されております。 (卜伝坂東太郎 新刀上作11頁)
越前守吉門は、大村加朴の門人で、初めは越前守吉門と名乗り、その後武蔵守吉門と改める。寬文12年に水戸光圀公のお抱え刀工となり水戸に住むと、延宝4年頃に坂東太郎鎭正入道卜伝と改めた。 貞享5年に亡くなる。刃紋が大模様となる作品を制作し、沸出来が多く、それを真似た偽物も多く作られたと言われています。
葵美術より一言:朴伝坂東太郎は有名でありますが製作本数が少なくあまり見かけません。語呂が良いためか人気が高い刀です。是非お勧めしたい作品です。なお藤代刀工辞典に掲載されております。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
※海外送料別途