脇差:近江大掾藤原忠広

ご注文番号:19192

脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:近江大掾藤原忠広

新刀:上々作:大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は近江大掾藤原忠広としては上々作にランクされる作品です。

上研磨済み
はばき:素銅地金色絵
登録証番号:島根県33794号
交付年月日:平成28年10月14日
刃長:52.1センチ
反り:0.7センチ
目釘穴:1個
元幅:2.75センチ
先幅:1.94センチ
重ね:0.54センチ
時代:江戸時代寛永の頃
体配:脇差としてはやや広め、重ね厚く反り適度に付き切先が延びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が厚く付き綺麗な肥前特有の小糠肌となる。
鎬地:小板目肌よく詰んで柾がかる。
刃紋:錵出来中直刃、明るく冴えて帽子綺麗に匂口深く丸く返る。

特徴:忠廣は肥前の刀工で、初代忠吉の実子。本名を橋本平作郎といった。
父の没した後の寛永十年紀からの作刀が見られ、寛永十八年(1641年)に二十九歳の時、
近江大掾を受領。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。
終生忠吉銘は襲名せず、忠廣と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し肥前刀の高揚に務めた。
作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。
元禄六年(1693)八十歳にて没した。切味が良く、大業物に指定されている。
就中地鉄の精美な点では肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。

拵え:
鞘:青貝散らしに朱色の縞模様を入れる。
鍔:木瓜形、赤銅鍔に龍、波、富士山の図柄を彫る。覆輪に文様を彫る。
目貫:赤銅に獅子の図を高彫りする。
縁頭:頭は角、縁は赤銅に花の図を高彫りし、金の色絵をほどこす。

葵美術より一言:肥前刀の祖は延寿に行き着くのではないかと考えられる程地金が良く似ております。
異なるのは地に映りがない事と刃紋が直刃出来ですが匂口が深く延寿とは異なります。
本作は二代忠広の典型作で地金が良く刃紋も良く冴えて明るく品格さのある作品と云えます。
瑕や欠点が無く是非御薦めしたい作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格: 600,000円(消費税、送料共)

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