ご注文番号:23302
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 津田近江守助直
貞享三年八月日
新刀:上上作:良業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は津田近江守助直としては 上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着二重
刃長:59.2センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.19センチ
先幅:2.33センチ
重ね:0.74センチ
刀剣重量 670 グラム
時代:江戸時代貞享三年八月日 1687年
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとして
反りやや深く鋒がのびた体配の良い作品で肉置きが良い
地鉄:小板目肌実に良く綺麗で積んだ大阪地鉄となる。
刃紋:沸出来匂口やや深めの頭の丸い互の目乱れとなり帽子、丸く返る。
特徴:津田近江守助直は近江高木で生まれた。通称孫太夫。越前助広の門に入り後に妹婿となる。
拵:
鍔:円形の赤銅鍔に周りを金で色絵を施す
縁:赤銅石目地に紋様を金で色絵さらに赤銅で同様の紋様を入れる
頭:卯の紋様を彫る
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅地で卯の紋様を刻む/もう片方は金?色絵で描く
小柄:赤銅魚子地に桐紋をつける。
葵美術より一言:本作は長さがほぼ刀の長さであり、がっしりとして地鉄がよく、肉置きの良い名品です。
近江守助直は寛永16年に生まれ、のちに助広の門人となり成業後は助広の後婿となり近江国高木に
もどったが、師匠の助広が没した為その後は大阪で定住したといわれている。
彼が最後の作品を作ったとされる55歳までに、助広の最高の出来に迫る作品を数多く製作して
多くの人々が好む作品を製作しました。
葵美術正真鑑定書 特別保存刀剣
全身押し形 鶴田文佳