ご注文番号:23558
脇差 白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)(委託品)
銘:越前守藤原吉門 (卜伝)
新刀:良業物:上作:常陸
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は越前守藤原吉門 (卜伝) としては 上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着一重
刃長:1尺8寸1分0厘 54.85センチ
反り:3分2厘 0.97センチ
目釘穴:1個
元幅:3.14センチ
先幅:2.32センチ
重ね:0.68センチ
刀剣重量 625グラム
時代:江戸時代 頃延宝1673年
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとした作品で
反りやや浅く、鋒尋常な作品です。
地鉄:小板目肌実によく詰んで精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来直刃に小足がよく入り帽子、丸く返る。
特徴:この作品には生刃が多少残り健全な姿を今に残しております。
一般的に直刃の上手な作品は地鉄が良いとも言われております。 本作はまさにそのように言い当てているのではないかと
思います。 ”利根の川風 たもとに入れてー”なんて浪花節でも歌いたい作品です。 水戸光圀よりお抱え工として活躍した刀工です。是非お求めください。
拵:
鍔:円形の鉄地に人物と風景を入れた鍔。
縁頭:秋草と秋虫を入れ金で色絵を施す。 無銘(光仲)
鞘:石目地鞘。
目貫:菊の花の図柄を高彫りし金で色絵を施す。
葵美術より一言:吉門は大村加卜の門人で川村市左衛門と称し
はじめは越前守吉門と称しさらに武蔵守吉門と称し
寬文12年2月に七人扶持にて水戸義公のお抱え工となり水戸に住む。延宝4年頃に坂東太郎入道卜伝とあたらめる。
貞享5年7月28日に亡くなる。
保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形 鶴田文佳
※海外送料別途