脇差:皇紀二千六百年月山貞勝僅作 相州鎌倉正宗伝以秘術

ご注文番号:19311

脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:皇紀二千六百年月山貞勝僅作 相州鎌倉正宗伝以秘術
鞘書:相州伝鎌倉正宗伝以秘術平成二十四年初春 嫡孫貞利鑑花押
昭和:大阪

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は月山貞勝としては上々作にランクされる作品です。

研磨済み
ハバキ:銀一重月山はばき
刃長:55.6センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.23センチ
先幅:2.23センチ
重ね0、65:センチ
刀身重量:695 グラム
時代:昭和15年 皇紀二千六百年
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深く付き切先が延びた体配の良い作品です。
地鉄:板目肌よく練れて地錵が付き綺麗な地景の入った地鉄となり良く観察すると綾杉肌状の地景が現れる。
刃紋:錵出来互の目乱れに足が入り刃中、砂流、金筋が働き相伝備前の働きがある。
帽子:乱れ込んで丸く返る。

特徴:月山貞勝(月山英太郎)は大正期から昭和初期にかけての日本刀匠を代表する名匠。明治ニ年(1869)生まれ。初代月山貞一の息子。
父の名声が高く明治末年から大正初期、四十代迄の自身銘の作は少ないが、父貞一の没後である大正十年代からは、多くの作品が
その技量を遺憾なく発揮した素晴らしい物である。
宮内省の皇室御用達の刀、伊勢神宮への奉納刀、多くの下賜刀を鍛え、その作刀態度は厳しく真摯なものであったという。清浄な場所で清浄な心で刀を鍛えるという信念から、昭和十年(1935)に鍛練場を吉野山に移した。
実子のニ代月山貞一、愛媛の高橋貞次の二人の人間国宝をはじめ、多くの名工を育てた。
作風は逆がかった丁字乱れ、綾杉肌鍛などを得意とし、相州伝、備前伝、大和伝、等全てこなす伎倆の高さは驚く程である。
特に綾杉肌と言われる月山肌は鎌倉時代からの伝統を受け継ぎ現代に至る迄継承されている。また彫物にも非凡な才能を発揮した。
昭和十八年(1943)十二月二十四日、七十四歳で没。

葵美術より一言:本作は月山貞勝の大振り脇差であまり見かけない体配の作品です。
昭和15年に制作された作品で、良く観察しますと綾杉肌が見て取れよく詰んだ地金となり刃紋は互の目乱れに刃中、砂流。金筋が盛んに働く優れた相伝備前の作品です。
身幅もあり反りが深く付きがっしりとした作品の相伝備前の作品です。
更に月山貞利氏の鞘書が付いております。ぜひお勧めしたい作品です。

保存刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格:850,000円(消費税、送料共)

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