社長の一言

最近お客様お持ちの品物の査定を依頼されるケースが多くなって参りました。
最近では著名なほぼ無銘極めの国宗。大和守安定、新々刀で越前兼重、(全て正真)、脇差祐定偽名、土肥真了(正真と判断)などいずれもお持ち主が価値が分からず保有されておられた品物で、それぞれ当社の見解を述べさせて頂きました。 真っ赤に錆びた品物は当社でご購入させて頂き研磨をほどこし生きさせようと考えておりますが、あまりにも状態が悪く食い込み錆びが取り去れるかどうか微妙なところです。 有名な刀ではないのですが是非研磨で元の様な状態にさせこの先数百年いや数千年と持たせたいと考えております。

皆様方の中でこの様に錆びるがままにしてしまったお刀は是非当社、または信頼のおける業者に見てもらい大切に保存していって貰いたいと考えております。重要な点は研磨その他、工作をされる際に必ず工作の金額を確認し質問を行い完全に了解した後に品物を預け、預かり書を日付と共に発行して貰う必要があります。そして必ず奥様や家の方に知らせておく必要があります。
かつて私が預けた刀があり、その研磨師が亡くなられ奥様から私に預かってあるかどうかの確認がございました。非常に正直な方でしたから預けた品物は無事戻りました。是非預かり書は必ず求めて署名を頂く様にして下さいね。大変重要な事です。

さて本題に戻りますが、大きく錆びても日本刀の地鉄は何層にも分かれておりますので層と層の間が殆ど真空状態となっている為、錆はその時点で留り研磨で取りきれる事が多いのです。特に鎌倉時代頃の刀剣はその傾向が強く新々刀や現代刀は一旦錆びさせますと層と層が固く締まっておりますので層との間に空間がなく一気に下方へと錆が伝達していきますので注意が肝要です。これは刀の茎の錆を見れば一目瞭然で鎌倉時代の古刀は殆ど手入れはしないのに錆が表面のみで鑢目さえ見てとれます。 すなわち錆びが下部の層との間の真空状態によって錆がそれ以上進まないという現象が出ているのです。貴重なお宝です。
ご自分のお刀が、いかほどの価値があるのかは知っておかなければなりません。やがて人間はあの世に旅立っていかなければなりません。刀を残された方々は折角の財産を放棄する様な形で処分しているのが実情です。愛刀家は財産を残す場合は必ず奥様やお子様に正確な評価価格を教えて度立って欲しいと思います。
また登録証を紛失した時は必ず登録証の再交付が必要となりますので良く調べてから警察に届けて発見届けを発行してもらってください。もし警察でトラブルが発生した時は弁護士と相談すると良いでしょう。 取り上げられる事はありませんので良く事情を説明し納得してもらってください。その際は警察官の名刺をもらっておくと良いでしょう。
先日私の知人が亡くなり奥様からご相談を受け日本刀の処分を依頼され私が処分を致し。大変感謝されました。一旦は蔵刀の一部は私がお客様に販売した品物であった事と当社でお渡しした領収書があり、それを見た奥様から連絡がありました。奥様の満足のいく処分金額であったのでほっと致しております。
全て購入された金額が刀袋に付記されていた事も幸いでした。もし遺産が現金であれば評価は簡単ですが美術品はそれぞれが異なりますのでいくつかのお店に問い合わせ査定してもらった後にご処分又は評価を知っておく必要があると考えます。これは愛刀家の責任と考えます。大切な財産を良く知っておく必要がありますよ。

お客様からの質問

「和泉守藤原国貞を保有しているが代作だと評価価格は安くなるのでしょうか??」

‘和泉守藤原国貞には確かに代作者がおり息子の井上真改の他に何人かの刀工がおります。
この代作は国広。虎徹、忠広 いや全ての刀工が当てはまります。また制作過程でも短刀や平打脇差しを除けば数人で刀を制作しているのです。 現代刀は自動ハンマーで制作する事が一般でありそれは自身打ちとはなりますが。
国貞の代作者である井上真改が制作した代作の刀は初代国貞より高価でありますし近江大掾忠広の代作者である3代陸奥守忠吉の作品は珍重され高価であります。 したがって制作された刀の出来によって評価は異なると考えますし人にもよると考えます。
あまりめくじらを立てる必要はなく、できの良い作品は自身作よりも高いと考えます。
世界の情報が瞬時に入る時代となり政治経済も情報過多といった時代となり必要な情報と必要でない情報で溢れ返っております。次から次へとやってくる情報の氾濫のなかで私達はその情報に麻痺をしてしまいちょっとやそっとの情報では驚かなくなっている時代です。

まるでテレビ番組を見ている気楽さで朝の食事をしながらコーヒーを飲みながらまるで他人事の様に麻痺した感覚で事件をみております。今、森友学園が格安な価格で国有地を格安で購入した後に土壌が汚染されていると難癖をつけ9割も値引きした事件が明らかに業者と政治家、官僚とが間に入って行った買収事件であろうと考えるのは私ばかりではありません。首相夫人が無料で名誉校を引き受ける訳がないと思うのが一般ですが、問題に恐れをなして辞めてしまいました。何故政治家を目指すのか? 又何故汚職に彼等は手を出すのか.政治家、お役人様、業者との癒着があまりにも多く国民は又かと辟易する毎日ですが一向の改まらないのは何故なのか。又なくす為にはどうするのか?国民がしっかりとした目で彼等の行動を許さず選挙で徹底的に反映しなければなりません。都議会が石原伸晃氏によって小池百合子氏を東京都知事にさせてしまった為に次期都議会選挙に行方が注目されています。 都の自民党は正直壊滅的な負けをしてしまうでしょう。これによって小池氏が新たな党を立ち上げ国政に打って出ると考えられます。日本のジャンヌダルクの活躍は如何なものか注目が集まっております。
毎日の様に事件が発生しテレビ等を通じて報道されてうんざりですね。

そろそろ桜の季節が訪れます。先日仕事の関係で長崎から福岡まで電車で2時間かけて行きました。肥前、佐賀を通る長い山脈を左側に見ながら肥前刀はここで生産されたのかと感激致しました。忠吉、行広、忠国、忠広などの有名な刀鍛冶がこの地で活躍したのでしょう。あの山並みを彼等は当時見ながら山の形を意識して呉の目乱れの刃紋に捉えて高低のある作品を制作したのかも知れません。肥前刀のあの美しい地金は鍋島藩が徹底的に秘密を守り肥前刀の刀鍛冶も守り抜いたに違いがありません。
肥前、佐賀の誇りが今、刀剣の鑑賞出来るのです。山の美しさに見とれながら、想像をたくましくのんびりと考えて福岡に向かいました。東京都は百条委員会で大騒ぎです。
のんびりと静かに日本刀を抜き肥前刀の美しい地鉄と匂口の深い刃縁の様子を鑑賞して何もかも忘れたいという心境ですね。
皆様三寒四温と春めいて参りました。のんびりとした時間を設け読書、散歩、猫や犬と戯れお過ごしください。

お年寄りを大切に労わり、奥様に心配りをされお子様達には厳しく挨拶ができる様に思いやりのあるお子様に育ててください。

それでは皆様御機嫌よう。
日本の政治を良くする会 ドンキホーテ 会長 鶴田一成

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