日本刀販売、刀剣販売、日本刀の買い取り、委託販売、日本刀オークションの開催

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お知らせ

社長の一言(令和8年7月号)

暑くなりましたね。これから7月、8月と、ますます寝苦しい夜が続くことでしょう。
今日は皆様に、日本刀とはどのようなものなのか、その製作についてお話ししたいと思います。
日本刀の材料には、砂鉄や古い鉄などが用いられます。砂鉄は山や丘などから採取され、
それを川の水で洗うことによって選別します。比重の重い砂鉄は川底に沈み、
軽い砂や不純物は水とともに流されていきます。こうして良質な砂鉄だけを集め、天日に干して乾燥させます。
次に木炭を作ります。木炭は酸素をできるだけ遮断し、蒸し焼きにすることで良質な炭となります。
この木炭を細かく砕き、砂鉄とともに炉へ入れ、鞴(ふいご)で風を送りながら高温で熱していきます。
この作業は昼夜を問わず二日ほど続けられます。砂鉄と木炭を繰り返し投入していくと、大きな鉄の塊が生まれます。
炉を壊して取り出されたその鉄の塊は「玉鋼(たまはがね)」と呼ばれ、その品質によっていくつかの種類に分けられます。
その中でも良質な鉄は皮鉄(かわがね)として使われます。皮鉄は赤く熱して水で急冷すると、
せんべいのようにもろく割れます。それを細かく砕き、藁灰を加えながら何度も折り返し鍛錬を行い、
不純物を取り除き、強く美しい鉄へと鍛え上げていきます。
一方で芯鉄(しんがね)は、粘りのある柔らかい鉄です。
この芯鉄を皮鉄で包み込むようにして鍛え、一体となるよう何度も鍛錬を重ねます。
例えるなら、おまんじゅうのようなものです。外側の皮は強く美しい皮鉄、
中のあんこは柔らかい芯鉄です。この構造によって、日本刀は折れにくく、
しかもよく切れるという優れた性質を持つようになります。
刀工は、この鍛え上げた鉄を自在に操り、自らが思い描く刃文を焼き上げます。
備前伝、大和伝、相州伝、山城伝、美濃伝など、それぞれの伝法には独自の特徴があり、
刀工はその伝統を受け継ぎながら作品を生み出していくのです。

焼き入れは、日本刀製作の中でも最も緊張する瞬間です。刀身を真っ赤になるまで熱し、
その色を見極めて最もよい頃合いを判断し、一気に水へ入れて急冷します。
この一瞬で刀の出来栄えが大きく左右されるため、刀工は全神経を集中させてこの工程に臨みます。
焼き入れが終わると、刀身を軽く研ぎ、出来栄えを確認します。
その後、本格的な研磨を施し、刀身に合わせて白鞘を製作します。
さらに拵えを作り、最後に仕上げの研磨を行って、一本の日本刀が完成するのです。
このように、日本刀の製作には大変な手間と時間がかかります。

砂鉄を採取し、木炭を焼き、玉鋼を作り、それを何度も鍛錬して一本の刀へと仕上げます。
さらに白鞘や拵えを作り、研磨を重ねてようやく完成するのです。
その一つひとつの工程には、長年受け継がれてきた技術と、
刀工をはじめ多くの職人たちの努力が込められています。
刀工は、暑さや寒さに耐えながら、一本一本の成功を祈るような気持ちで刀を鍛えています。
私たちが日本刀を鑑賞するとき、美しい地鉄や見事な刃文をじっと眺めていますと、
その中に職人たちの技術や情熱、そして長い歴史を感じることができ、不思議と心が晴れやかになるのです。

近年、AI(人工知能)の発達には目を見張るものがあります。
外国語を日本語に翻訳したり、日本語をさまざまな国の言葉へ翻訳したりすることが、
驚くほど簡単になりました。しかも、単に言葉を置き換えるだけではなく、
自然で読みやすく、気の利いた文章にまで仕上げてくれます。
以前では考えられなかったことが、今では誰でも簡単に利用できる時代になりました。
私は、このような技術の進歩は大変素晴らしいことだと思っています。しかし、その一方で少し心配もしています。
もしAIがさらに発達し、多くの人が何でもAIに頼るようになれば、
人間同士が知恵を競うのではなく、AI同士が競い合う時代になってしまうのではないでしょうか。
株式市場でも、多くの人がAIを利用し始めれば、機械同士が瞬時に判断を繰り返し、
人間には理解できない世界になってしまうかもしれません。
また、数学の難しい計算や複雑な問題も、AIがあっという間に解いてしまいます。
便利になる反面、人間が自分で考える力を失ってしまうことがないかと心配しています。
法律の世界でも同じです。弁護士は大変難しい職業ですが、最近では一般の人でもAIを利用すれば
多くの法律を調べ、必要な資料や判例を短時間で探し出すことができます。
「あなたがおっしゃった内容は、何ページの何行目に書かれています。」
「その理由はこれです。」
このようにAIが根拠まで示してくれる時代になりました。
もちろん、最終的に判断するのは人間ですが、病院や学校をはじめ、
さまざまな分野でAIは今後さらに大きな力を発揮することでしょう。
大学教育も大きく変わると思います。これからは知識を覚えるだけではなく、
何を学び、どのように考え、AIをどのように活用するのかが重要な時代になるのではないでしょうか。
一方、世界では戦争もなくなりません。

戦争が始まると、新しい武器や技術が次々と開発されます。
AIもまた、そのような分野で利用される可能性があります。
科学技術は本来、人々を幸せにするために使われるべきものですが、残念ながら戦争にも利用されてしまうのです。
ロシアとウクライナの戦争も、すでに長い年月が続いています。
勝ったり負けたりを繰り返し、多くの人々が苦しんでいます。
ロシアの人口は約1億4,300万人です。広大な国土を持っていますが、
人口だけを見れば決して世界最大というわけではありません。
ウクライナにも多くの人々が暮らしており、国を守るために懸命に努力しています。
私は、一日も早く平和が訪れることを願っています。

日本も世界各国と連携を深め、お互いを理解し合い、
争いのない社会を築いていかなければなりません。
日本の周辺には、中国、北朝鮮、ロシアなど、
安全保障上さまざまな課題を抱える国があります。
しかし、だからこそ対話を重ね、平和を守る努力を続けることが大切だと思います。
私はスイスという国に学ぶべき点が多いと感じています。
スイスには「平和な国」という印象がありますが、その平和は決して何もしないことで
守られているわけではありません。自国を守る備えを持ちながら、長い年月をかけて中立と平和を築き上げてきました。
日本もまた、平和を願う気持ちを忘れず、世界から信頼される国であり続けてほしいと心から願っています。

私は来月八十六歳になります。
この年齢になりますと、人生について考えることが多くなります。
人間には誰しも欲があります。私も若い頃に比べれば欲は少なくなりましたが、
それでも完全になくなるものではありません。人間の欲というものは、
最後の最後まで心の中に残るものなのかもしれません。
長い人生を歩んできて、少しずつ物事の道理は分かるようになりました。
しかし、それでも欲というものだけは簡単には消えません。
だからこそ、人を思いやる心、感謝する心、そして謙虚な気持ちを忘れずに生きていきたいと思っています。
人生には嬉しいこともあれば、悲しいこともあります。思いどおりにならないことの方が多いかもしれません。
それでも毎日健康で過ごせること、家族や友人と語り合えること、
美しい日本刀を鑑賞できること、そのような何気ない日常こそが、本当の幸せなのではないでしょうか。
それでは皆様、ごきげんよう。
おじい様、おばあ様。
長い年月を共に歩んでこられたことに感謝し、
これからも健康に気を付けながら、穏やかな毎日をお過ごしください。
ご夫婦の皆様。
ときには温泉へ出かけ、美味しい食事を楽しみながら、
ゆっくりとした時間を過ごしてください。
長年連れ添ってこられたことを、お互いに喜び合える人生であってほしいと願っています。
若い皆さん、そして子どもたちへ。
「親切」「快活」「質素」。
私は、この三つの言葉を大切にしていただきたいと思います。
人に親切であること。
明るく元気に生きること。
贅沢を求め過ぎず、質素な心を持つこと。
これらは皆さんを立派な人間へと育ててくれる大切な教えです。
そして、できるだけ自然に触れる機会を持ってください。
山や川、木々や草花、四季の移り変わりに目を向けることで、
人は豊かな心を育むことができます。
便利な時代になったからこそ、人間らしい心を忘れず、日本の美しい自然や伝統文化を大切にしていただきたいと思います。
皆様の毎日が健康で、笑顔にあふれ、平和で幸せなものでありますよう、心よりお祈り申し上げます。

日本の政治をよくする会  
ドンキホーテ 会長 鶴田一成