短刀:大阪住月山貞勝謹作(花押)/昭和八年十月吉日

ご注文番号:18313

短刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:大阪住月山貞勝謹作(花押)
昭和八年十月吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は月山貞勝としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重 月山はばき
刃長:22.8センチ
反り:0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.0センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量:120グラム
時代:昭和8年(1933年)
体配:やや小振りの体配の良い短刀で身幅尋常な
やや重ねが厚く表に棒樋を彫り
裏面には護摩箸を彫る。微細な擦れがあります。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで山城の地金を彷彿とさせる。
刃紋:小錵出来、匂口たた深く小足が微かに柔らかく付き
帽子尖りごころに丸く返る。

特徴:月山貞勝(月山英太郎)は大正期から昭和初期にかけての
日本刀匠を代表する名匠。明治ニ年(1869)生まれ。初代月山貞一の息子。
父の名声が高く明治末年から大正初期、四十代迄の自身銘の作は少ないが、
父貞一の没後である大正十年代からは、多くの作品が
その技量を遺憾なく発揮した素晴らしい物である。
宮内省の皇室御用達の刀、伊勢神宮への奉納刀、多くの下賜刀を鍛え、
その作刀態度は厳しく真摯なものであったという。
清浄な場所で清浄な心で刀を鍛えるという信念から、
昭和十年(1935)に鍛練場を吉野山に移した。実子のニ代月山貞一、
愛媛の高橋貞次の二人の人間国宝をはじめ、多くの名工を育てた。
作風は逆がかった丁字乱れ、綾杉肌鍛などを得意とし、
相州伝、備前伝、大和伝、等全てこなす伎倆の高さは驚く程である。
特に綾杉肌と言われる月山肌は鎌倉時代からの伝統を受け継ぎ
現代に至る迄継承されている。また彫物にも非凡な才能を発揮した。
昭和十八年(1943)十二月二十四日、七十四歳で没。

拵:
鍔:楕円形の鉄鍔に花模様を金で描く
縁頭:鉄地に花の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:黒色の鞘に黒の文様を描く
鐺:鉄地に花の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
目貫:赤銅地に花の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
小柄;素銅地に梅の花を高彫りし金の色絵をほどこす。

葵美術より一言:月山貞勝は初代の貞一により
鍛練技術を教えられ明治後期には父親の代作をこなした。
明治末期から大正、昭和にかけて数多くの作品を制作しその後数多くの刀工を育成した。
本作は地金が抜群に良く山城を彷彿とさせる美しい地金に
品格のある匂口やや深い小足が柔らかく入り
古作の短刀を思わせる見事な作品です。
拵えも花の図柄で統一され穏やかな作品です。
お嫁入り短刀として又お守り短刀としてお勧め出来る作品です。

時代背景:1933年(昭和8年)10月14日にドイツは国際連名を脱退する
1933年10月17日アインシュタインが米国に亡命
10月5日上高地に帝国ホテルが開業する。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格: 680,000円(消費税、送料共)

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