太刀:重次(古青江) (第48回重要刀剣)

ご注文番号:19373

太刀:白鞘入り(第48回重要刀剣)

銘:重次(古青江)

鞘書:第48回重要刀剣指定品
備中国古青江重次 摺上二字有銘 同工には太刀銘を切る手本作
の如き刀銘の二様あり  前者は目釘穴の上に銘が位置し新味のある作域を示す者も存在す
一方で本作第二目釘穴が生穴と見てとれ元来目釘穴下に銘が位置し
旧状は二尺五寸前後の刃長でありし者なり、小乱れ主調で地刃共に
滋味出来になお古雅を呈し蓋し太刀銘の手より年代がさかのぼるものならん
裏に長貳参寸弱有し 探山邊道観弁誌

最上傑作品
古刀:上作:備中
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は重次としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ: 金着二重
刃長:71.5センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.89センチ
先幅:1.78センチ
重ね:0.58センチ
刀身重量:660グラム
時代:鎌倉時代弘安の頃 1278年 (741年前)
体配:身幅、重ね尋常な反りがやや浅くうつ伏せ心の体配となる。
地鉄:小板目肌の小杢目肌が交り地錵が良く付き映りが現れる。
表裏に15cm近い棒樋を彫る。
鎬地:板目肌の杢目が大きく交り流石に鎌倉中期の地金を良く見て取れる
刃紋:錵出来直刃にのたれが交り匂口が柔らかく
刃中、足、葉が刃縁が柔らかく付き、砂流、金筋が盛んに働く。
帽子:大きくのたれて小丸に返る。

特徴:備中国青江派は承安1171年平安時代後期から始まり
その後鎌倉時代、南北朝時代と活躍の幅が広がっていった。
重次は鎌倉中期頃に活躍した刀工で鎌倉中期に昇る刀工を
すなわち古青江と呼称される代表的な刀工には
守次、為次、次家、貞次、恒次、助次等が活躍する。
そして本作の重次等がおりその多くが次の字を通字としております。 
刃紋は直刃調の穏やかな作品や小乱れを交えるものがある。
一般的に青江一派は履裏に銘を切る習慣があり鑢目大筋違となり古備前などと相違する。

葵美術より一言:此の太刀は板目に杢目や流れ肌が交り、
肌立ちごころの鍛えに地錵が微塵に付き地景が細かく入り
部分的に地斑の肌合いを交え乱れ映りが現れ、
刃紋は直刃を基調に浅くのたれ小乱れ、小互の目乱れ、
小丁字乱れに足、葉が良く入り錵が厚く付き金筋、砂流が頻りに
かかる出来口で古青江重次の遺例としてとしては、紀州徳川家伝来の重次作三字銘の
太刀など重要美術品認定の三口が良く知られております。
それらの作はいずれも銘が履表に切られているのに対して
本作は通常の古青江諸刀工と同様銘が履裏に位置しているのが特筆されます。
現在稀な重次の作例は貴重であります。
驚くべき鑢目がはっきりと見えるのは
大名物として大切に保存されてきたと考えられます。
刃中の働きは銀の砂を蒔いたごとく品格があり、
長い金筋が働き飽きの来ない見事な作品で是非ご家庭のお宝として
末永く伝えて頂きたい格調ある名品であります。

第48回重要刀剣指定品
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格: 6,500,000円(消費税、送料共)

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