刀:肥前国住近江大掾藤原忠広

ご注文番号:20107

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)

銘:肥前国住近江大掾藤原忠広

新刀:上々作;大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥前国近江大掾藤原忠広としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着せ一重
刃長:2尺3寸(69.7センチ)
反り:5分(1.515センチ)
目釘穴:1個
元幅:2.91センチ
先幅:1.97センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量:605グラム
時代:江戸時代 寛永の頃
体配:身幅、重ね頃合いで反りが深く付き切先が伸びる。 
体配の良い姿。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き、綺麗な肌となる。
刃紋:錵出来中直刃、刃縁が柔らかくふんわりとして
煙るごとく、帽子丸く奇麗に返る。

特徴:本作は二代忠広による刀である。忠広は肥前の刀工で、
初代忠吉の実子。本名を橋本平作郎。
寛永十八年(1641年)に二十九歳の時、近江大掾を受領。
受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。
終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。
藩より屋敷と切米二十石を拝領。元禄六年(1693)八十歳にて没した。
長寿であった為作品数は多いが、寛文三年頃からの晩年作には
三代の代作も見受けられる。
切れ味が良く、大業物に指定されている。
地鉄の美しさでは肥前刀随一といわれ、
父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に海辺の松林の上空に海鳥が飛び回る図柄を高彫りし、
金色絵をほどこす。
縁頭:鉄地に菊の花と蝶の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。
鞘:黒褸色鞘。
目貫:花と思われる図柄を高彫りする。

葵美術より一言: 近江大掾藤原忠広の初茎で
目釘穴1個の作品で忠広の典型的な肥前地金に中直刃を
焼き上げております。近江大掾藤原忠広は80歳と
江戸時代では長寿を全うした。
制作本数が多いのも特徴でほとんどが直刃出来に匂口が深い
来風、または延寿を思わせる作品が多く
一度は持ちたいと願う作品であります。
近江大掾藤原忠広は延寿や来一派の作品を模しており
刃紋はほとんどが直刃出来となります。
乱れた互の目乱れは弟子の正広などの弟子の代作も多く
いずれも優れた作品を残しております。
この地金に良い肥前の地金は鍋島藩で独占していた
南蛮鉄を使用していたと考えられ、他の追随を許さない地金となります。
この地金は後代忠吉に伝えられ一門の秘密であったと考えられます。
本作はすでに刀剣博物館で特別保存刀剣に合格した作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格: 950,000円(消費税、送料共)

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