ご注文番号: 23600
刀: 白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 肥前国近江大掾藤原忠広
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は肥前国近江大掾藤原忠広としては上々作 にランクされます。
鎺:銀一重
刃長:2尺3寸2分 70.3 cm
反り:4分 1.1 cm
目釘穴:1個
元幅:3.2 cm
先幅:2.1 cm
重ね: 0.7 cm
刀剣重量: 810 グラム
時代: 江戸時代寛永から寬文頃
体配: 身幅広く重ね厚く反り適度につき、鋒がやや伸びたがっしりとした作品。
地鉄:小板目肌よく詰んで地景が入った黒味のする地金
刃紋:沸出来直刃に所々小足が入り匂口が深く精良な地鉄となる。帽子丸く返る。
特徴: 新刀:上々作:大業物:肥前
近江大掾藤原忠広は、初代忠吉の子で、寛永9年に父が亡くなって以来、二代目を引き続く。 寛永18年に近江大掾を受領し、元禄6年に81歳で亡くなるまでのおよそ60年間にわたり刀を製作した。切れ味が良いとされ、大業物に指定されている。肥前刀は地金の美しさが見所とされ、鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、独特の肥前地金を獲得したと言われている。中でも忠広は父の初代忠吉と並び肥前刀随一の名工と言われている。本作は忠広の中でも珍しく映りが出ていて、孤島の延寿を思わせる。
特別保存鑑定書
葵美術正真鑑定書
全身押し形