刀:筑州住左行秀/嘉永五年八月日

ご注文番号:AS16090(委託品)

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:筑州住左行秀
嘉永五年八月日 

鞘書: 於土州高府左行秀 六字銘及嘉永五年八月日記有之
長寸勇健ナル大石神影流仕様ノ姿態ヲ呈シ柾目ニ鍛ヘ精良而
沸匂深厚ナル直刃ヲ焼申候宛ヲ井上真改ニ倣ヒシ感ノ作風ナリテ同工ノ本領ヲ存分ニ発揮シタル優品也 
刃長2尺7寸余有之 丙申 探山邉道知識(花押)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は筑州住左行秀としては上々作にランクされる作品です。

新々刀:上々作:筑前
上研磨済み
はばき:金着一重
登録証番号:大阪7526号 
交付年月日:昭和26年8月3日
刃長:2尺7寸0分8厘(82.06センチ)
反り:3分(0.9センチ)
目釘穴:3個
元幅:3.04 センチ
先幅:2.2 センチ
重ね:0.74 センチ
時代:江戸時代嘉永の頃
体配:身幅が広く反り浅く長寸のがっしりとした刀で切先が延びた勤王刀と称される当時流行した刀。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き綺麗な肌合いとなる。
刃紋:錵出来に匂口の深いのたれ刃に足が入り刃中、砂流、金筋が働き帽子匂口深く丸く返る。

特徴:左行秀は文化十年(1813年)前国上座郡朝倉星丸村に生まれ,豊永久兵柄と称し筑前左文字末と称し号を東虎
と言う、江戸に出て清水久義門に入り弘化3年には土佐に戻り安政3年に土佐藩工となる。文久2年秋に江戸の砂村の藩
邸に移住し明治初年再び土佐に返る、明治20年76歳で亡くなる。
以前山之内容堂の差料であった左行秀を拝見した事がありました。 鍔が信家の最高傑作品がついておりました。
再度は意見 したい見事な作品でした。
詳細な左行秀に関しましては日本刀大百科事典福永酔剣先生の名著(第5巻)に記載されております。大変面白く
書かれておりますので興味のある人は読んで見ては如何でしょうか
左行秀は左と銘を切りますが遠く左文字をに私淑して匂口の深い互の目乱れ又は直刃出来の井上真改を思わせる
作品は一貫して制作している。 匂口の深いのたれ刃紋は愛刀家垂涎の作品で明治9年以降は廃刀令の為刀剣制作を
断念し父子で刀剣商と研磨で食いつなぎ最晩年には外国人相手と商売をしていたとされている。
本作は長寸で見事な地金と刃紋の作品で切先がのびた体配の鋭さのある作品であります。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に風景の画像を彫り一部金で色絵ほどこす。
縁頭:鐺:鉄地に花の図柄を彫り金、銀で色絵をほどこす。
鞘:黒刻み鞘
目貫:赤銅地で龍を高彫りし金の色絵をほどこす。

時代背景:1852年 嘉永5年6月12日 ロシア船伊豆の下田港に来航す
嘉永5年11月3日 明治天皇御誕生

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

オークション開始価格:2,350,000円(消費税、送料共)

落札者あり

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