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刀:白鞘入り(保存刀剣) 銘:月山雲龍子源貞一造 元治二年三月日

ご注文番号:24537

刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘:月山雲龍子源貞一造
元治二年三月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は月山雲龍子源貞一としては上々作 にランクされる作品です。
鎺:銀一重
刃長:69.8センチ
反り:1.1センチ
目釘穴:2個
元幅:3.32センチ
先幅:2.44センチ
重ね:0.74センチ
刀剣重量:880グラム
時代:江戸時代元治2年3月(1865)
体配:身幅が広く重ね厚く反りの浅い,
鋒の伸びたがっしりとした作品で1寸程の区送、磨り上げがあります。
地鉄:小板目肌よく錬れて精良な地鉄となる。
刃紋:互の目乱れに足がよく働き、帽子にも同様に足が入る。

特徴:本作はガッシリとした作品で相手を突くために製作した作品で実用的な刀です。地鉄はよく寝れて精良な地鉄となり刃紋は互の目乱れに足がよく働く作品で帽子の長く貞一のよくできた作品であると思います。

葵美術より一言:月山貞一は摂津の刀匠。本名月山弥五郎。天保七年(1836)二月、江州須越村に生まれ、七歳にて月山貞吉の養子になる。十一歳頃から修行を始め、二十歳頃には綾杉肌を習得していたと言われる。明治九年の廃刀令後も作刀ひとすじに進み、明治二十六年にはシカゴ万国博に刀を出品して受賞し、翌年明治天皇より作品お買い上げとなる。明治三十九年(1906)四月に帝室技芸員に任ぜられる。彫刻の名手としても有名。大正七年(1918)七月十一日八十四歳で没した。作刀は嘉永三年(1850)の十五歳から大正七年(1918)の没年までみられる。
地鉄は小板目が良く詰み、無地風になって地沸が付いたものが多く、映りのあるものや柾目肌、綾杉肌などがある。彫物は最も得意とするところで梵字、剣、護摩箸、旗鉾、草の倶利伽羅など簡素なものから不動明王、梅龍、倶利伽羅龍、龍虎などの密彫にいたるまで画題も豊富である。貞勝の父としても知られる。
一般に小さくなればなるほど作製は難しくなると言われるが、小振りな中にもその技量の高さが伺える。
本作は地鉄の素晴らしさとは蓮代に草の倶利伽羅竜を彫り裏には胡麻箸と爪を見事に彫る
是非お勧めしたい作品です。今後値上がりが楽しみな作品です。

時代背景:江戸時代末期から明治に変わる時期で明治には廃刀令が出た為隠れて刀剣を製作しなければならない時代で刀の需要もほとんどない状況にの中で聞いつないで行かなければならなかった。 やがて廃刀令が解けて月山貞一は良き方向へと進み
月山貞勝という息子を得て大きく成功を収めることができたのです。

保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形

価格:1,650,000円

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