ご注文番号:AS20386
刀:拵え入り(保存刀剣)
銘:無銘(高田)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(高田)としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
刃長:68.2センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.95センチ
先幅:1.91センチ
重ね:0.72センチ
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅重ね尋常、反りがあって体配の良い大摺上無銘の刀。
地鉄:板目肌良く練れて、地沸が付く。
白気風の映りが現れる。
刃紋:沸出来、互の目乱尖り刃交え、刃中に砂流しかかる。
特徴:高田派は豊後国大分郡高田庄にいた刀工群で、その祖は友光とも友行とも言われている。
作風から見ても古い高田物には左文字色、ひいては相州色の強いものがある。
友行初代の作には建武二年から文和二年の年期がある。大左文字より
年期が少し下がるからその門人と見る事ができる。
高田派の中でも特に友行から室町中期、明応頃まで刀工の作は古高田と
言われ、遺作が極めて少ない。
新刀期以降の物は銘に藤原と付く物が多い事から俗に藤原高田と呼ばれる。
切れ味の良さそうな刀です。
拵:
鍔:丸形鉄地鍔に花の図柄を布目象嵌で描く。
縁頭:真鍮地に花の図柄を彫る。
鞘:黒呂色
目貫:真鍮地で花の図柄を高彫り。
保存刀剣(※近日発行予定)
葵美術評価鑑定:全身押し形