刀:無銘(古波平)

ご注文番号:19483

刀(長巻直し):白鞘入り(保存刀剣)
銘:無銘(古波平)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は古波平としては上々作にランクされる作品です。
はばき:銀一重
刃長:64.9センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.825センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量: 485グラム
時代:鎌倉時代末期頃 1330年
体配:当時は長巻として使用されていたが
やがて茎を短く切って使用していた作品です。
地鉄:黒味のする地金に板目肌、大板目肌が交り
に詰んだ小杢目肌に淡い映りを出し地錵微塵に付き細かな地景が入る。
鎬地:平地と同様な地金となる。
刃紋:小錵出来、直刃、染みた部分があるものの
刃中、砂流、金筋が盛んに働き朝霧の柔らかな雰囲気となり切先、焼き詰風となる。

特徴:波平刀工の名は最古の刀剣書といわれる「正和銘鑑」に既に記載されている。
薩摩刀工史のあけぼの、波平派の初代正国は生国
または本国大和、永延(987)頃の刀工であったという。
薩摩に下り、当時良質の材料の得られた波平の地に永住する決意を固め、
妻子を連れに帰る途中嵐にあい、海中に丹精を込めた刀を投じると波風がおさまった。
ここから波平の刀を帯びていると海難を逃れるという信仰が生まれたと言われ
海運、海軍関係者に殊の外喜ばれた。
なお三條宗近は正国の門人であったとする説がある。
橋口家伝によると、晩年は正国を行安と改めたと言う。
以降行安、安行、安光、安綱らの名工を輩出した。
本作は既に、約七百年近くを経て大切に今日迄伝えられており、
流石古刀ならではの風格を備えている。大和の作風に影響を受け、
良質の材料を使用した事が伺える出来である。

葵美術より一言:反りの深い長巻で鎬地が広く棟はほとんど切れる様に無くなり
時代の経過を思わずにはいられません。茎の重ねは0.46cmあり
元々重ねが薄く中程が膨らんだ作品で重量を意識的に落としていると考えられます。
約690年近く経過した作品は今だ充分に鑑賞が出来る作品で
地金、刃紋共に鎌倉時代末期の貫禄を伝えている。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格: 450,000円(消費税、送料共)

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