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お知らせ

刀:無銘(兼光)(第18回特別重要刀剣)

ご注文番号:24686

刀:白鞘入り(第18回特別重要刀剣)

銘:無銘(兼光)

大名登録 昭和26年10月16日 埼玉県第5040号

鞘書:備前国兼光 弥太郎坊 長さ二尺2寸三分表裏樋影樋木独鈷残有る之 代金200枚 明治25年芯壬辰六月審定記之 洛北鷹峰隠士徳友斎光悦九世之劣孫 六十七齢 本阿弥長織

中古刀:最上大業物:最上作
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(兼光)としては 最上作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重家紋を彫る。一部銀が入っておりますが、ほぼ金無垢38グラム
刃長:2尺2寸3分(67.58センチ)
反り:3分2厘(1.00センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.25センチ
先幅:2.61センチ
重ね:0.69センチ
刀剣重量:800グラム
時代:南北朝時代
体配:身幅が広く、表裏に棒樋を掻き流し、重ね厚く、
鋒が長い豪壮な作品。
地鉄:小板目肌よく練れて精良な地鉄となり、
地景が入って映りが入る。
刃紋:匂出来逆さ丁子が現れ、帽子、小丸に返る。

特徴:一見すると景光の作品にも見えるが刃中には葉が働き地景が働き帽子は互の目乱れとなり帽子も大きく景光とは大きく異なる。 兼光が景光の嫡男として生まれ孫左衛門と称する作品は姿の優しい太刀が多く品格のある作品と言えます。

葵美術より一言:鞘書きの岩崎 弥太郎は地下浪人。 高知藩に職を得、開成館長崎出張所に勤務し貿易に従事、明治2(1869)年には同藩大阪商会に転じた。 廃藩置県に際し藩の事業を引き継ぎ、九十九商会をおこし、後に社名を三菱商会、郵便汽船三菱会社へと改称した。岩崎 弥太郎は、日本の実業家。土佐藩出身で、34歳の時、大阪府大阪市西区の土佐稲荷神社付近で現在の三菱財閥の源流企業である日本郵船を創設した。弟の岩崎弥之助とともに岩崎家の中心的人物である。50歳で病死。弟は三菱財閥2代目の岩崎弥之助。
鞘書きの通り、岩崎 弥太郎はこの 無銘  兼光を保有していたとされ、彼の愛刀であったと考えられます。
本阿弥長織は明治時代の最も優れた日本刀の鑑定家で信頼の厚く評価の高い人物と言われております。

第18回特別重要刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形

価格:20,000,000円
Kenneth Wilson