刀:水府住徳勝作(初代)/安政四年二月日

ご注文番号:08549

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(鍔:保存刀装具)

銘:水府住徳勝作(初代)
安政四年二月日

鞘書:水府住勝村徳勝 六字銘 興安政四季紀有之 屡経眼する草書銘也 
作風は同作中にあり穏和而 地刃 健体且出来宣挨
田野辺先生鞘書

新々刀:上作:常陸
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は水府住徳勝としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
刃長:75.7センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:3.05センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.73センチ
刀身重量 880グラム
時代:江戸時代末期 安政4年 生刃を残し
反りが深く付き切先が延びた体配の良い作品です。
地鉄:細かく詰んだ柾目肌に地錵が付き綺麗な地金となる。
ハバキ元より約25センチのところに小さな刃こぼれがございます。
鎬地:柾目肌よく整然と流れる
刃紋:錵出来直刃に二重刃が入り
刃中、小足、葉が働き細かな砂流、金筋が働く。
帽子:丸みを帯び先尖って返り、焼き下げる

特徴:水府住徳勝は水府住勝村徳勝は柾目で記の名人と云われ
恐らく仙台国包の影響をかなり受けていると考えられます。
柾目で記の作品をお求めになる愛刀家は多くなかなか市場には出てきません。
本作の徳勝は上々研磨がほどこされ肉置きが良い。
勝村徳勝は彦六と称し文化六年(1809)に江戸に生まれた水戸藩士である。
徳宗の門で学び一時江戸に出て細川正義、運寿是一から鍛冶の秘伝を伝えられる。
文久末年(1864)から一門で江戸の水戸藩邸に移る。作風は運寿是一に影響を強く受け、
水戸藩の気質を反映したものが多い。明治五年(1872)六十四歳で没した。
本作は特色である柾目肌が良く出ており、柾目に添う様に刃中にあらわれた幾筋もの砂流が見事である。

拵:
鍔:薄手の丸い鍔を角型に変えた鍔です。
真鍮で象嵌をほどこし中に早乙女風に車を透かす。保存刀装具:無銘(平安城象嵌)
縁頭:鉄地に石垣風の文様を彫る
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅地で桜の花を高彫りする。

葵美術より一言:本作は生刃を残し長寸で身幅、重ね充分な作品で
反りが深く付き切先が延びた体配の良い姿をした作品です。 
昨今柾目肌の作品が少なくなってきており基調とも云えます。
当時水戸の藩士であった徳勝が徳宗の弟子となり
柾目で紀を学び更に江戸に出て細川正義、固山宗次、運寿是一からも学んだ後に
最終的に柾目肌に統一して完成させたのは水戸藩の影響もさることながら
仙台國包、市毛徳鄰、等の影響もあったと考えられます。 
見事な柾目出来ですが柾目が詰んで目立ちませんが
将来研磨する機会がありましたら研磨師さんをご紹介させて頂きます。  
柾目肌を起こす点では名人です。
拵えも派手さはなく地味な作品ですがいかにも侍が好む様なお拵えです。
柾目出来の徳勝を是非ご紹介させて頂きます。


安政6年 新潟の絵 (1859])井上文昌筆

特別保存刀剣鑑定書
鍔:保存刀装具
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格: 1,850,000円(消費税、送料共)

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