ご注文番号:AS23298
刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘: 横山加賀介藤原祐永
弘化二年三月日
(菊紋)一備陽長船郷友成五十七代孫
新々刀:上作:天保:備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は横山加賀介藤原祐永としては上々作 にランクされる作品です。
鎺:銀はばき
刃長:2尺5寸6分 (77.58センチ)
反り:六6分5厘(1.97センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.14センチ
先幅:1.9センチ
重ね:0.89センチ
刀剣重量: 965 グラム
時代:江戸時代弘化頃
体配:身幅が広く重ねがっしりとして反りが深く
切先やや伸びる体配の良い姿をした作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて細かな地景が見え綺麗な地鉄となる。
刃紋:沸出来直刃に小足が入り帽子、丸く反り長さが長い。
特徴:横山加賀介藤原祐永は江戸時代末期の刀工で本作は長寸で体配がよく初刃があり、健全な肉置きの良い作品です。
拵:半太刀拵え
鍔:鉄地の太刀鍔
縁頭:鐺:石突金物:責金物:足金物:二の足:足金物:縁頭:赤銅魚子地に小さな亀甲紋を入れる
鞘:木の杢目を真似て製作した鞘
目貫:大きな虎の目貫
葵美術より一言:横山加賀介藤原朝臣祐永は祐平の次男であったが父の跡を継ぐ。数多くの刀工を指導し養成した。横山祐包、祐高、祐芳、祐利等が特に有名である。裏の茎には菊紋と一を書き友成57代孫と記載されております。幕末期の慌ただしい時代に切れ味を重視して製作されたこの作品は美しい地金にまっすぐの直刃刃紋を描き、小足を入れた見事な作品で是非お勧めしたい健全な刀です。
刃紋は明るく冴えて銘も菊紋を切り友成57代孫と綺麗に切っております。ぜひ初茎の素晴らしい作品をご紹介いたします。拵えも格調のある時代の古い作品です。 刀身は白鞘に入っている為、保存状態は良いと考えます。
時代背景:勤皇と佐幕とに別れて戦った時代
保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:650,000円